ソビエトグラス、ザポロジェッツ、制服、ソビエトのすぐれたデザインを紹介します!

ソ連時代のシンプルで素晴らしいデザインを紹介した記事です。

掃除機なんかは今売られていたらけっこう人気がでると思います。

欲しい!

 

以下翻訳です。

 

ソ連のしっかりしたデザインたち

Примеры крепкого советского дизайна

 


ソ連の日常の象徴であるグラスの日は9月11日。

 

ソ連のデザインはシンプルで美しかった。このグラスのように、ネットバッグのように、練乳のようにZil冷蔵庫のように。


ゴルバチョフは外国の記者にラケタという時計を見せながら、

「ペレストロイカというのは人生をゼロからやり直すということだ。」

と言っていた。しかし、今までの人々が築き上げてきた経験を忘れ、やり直すというのは果たして良いことなのでしょうか。

そして、ソ連のデザインから学べることとはなにか?

我々みんなが子供のころから覚えているもの。

ネットバッグ、ZAZ ザポロジェッツ、グラス、学校の制服・・

美しいとか美しくないとかを考えずにある物を使っていただけ。
今となっては新しい目、新しい時代の目線からソ連のグラフィックデザインや産業デザイン、服などの最高な物を見ていきたいと思う。

これらはただのレトロ物ではなく、きちんとしたデザイン企画の結果である。

親しみのある物のデザイン例を見ていこう。

 

01
Граненый стакан

グラニョーヌィ スタカン

(面の付けられたグラス)

 

その誕生日は1943年9月11日とされている。その日にグシ=フルスタリヌイのガラス工場で初めてのグラニョーヌィ スタカンが作られた。このデザインを考えたのはムヒナ・ヴェーラだと言われている。(※http://en.wikipedia.org/wiki/Worker_and_Kolkhoz_Woman「労働者とコルホーズ女」という銅像を作った人。)

ソ連の食堂のためにそのデザインを考えたと言われている。

 

 

02


普通の形のカットガラスのグラスと違い、滑らかな縁のおかげで丈夫なだけではなく、食器洗浄機で洗いやすかった。なので道端の炭酸飲料を売っている自動販売機で広く使われていた。そして食堂や電車などで使われるようになった。

 

 

 

 

03

Пылесос «Чайка»

チャイカ掃除機「かもめ」

 

1963年からコムナール工場で作られていた。全部で250万台作られた。

 

 

 

 

 

04

折り畳み卵の入れ物

 

 

 

 

 

05

1960年代、裁縫道具入れ

 

 

 

 

 

06

Радиоприёмник

ラジオ

 

 

 

 

 

 

07
Игрушка «Неваляшка»

人形「ネヴァリャシカ」

(※「倒れない子」の意味)

 

 

 

 

 

08
Холодильник «Зил»

冷蔵庫「
ZIL

 

 

 

 

 

09

練乳

 

傑作である。

缶のままゆでることができる。

 

 

 

 

 

20

やかん

 

 

 

 

 

21

ケフィールのボトル

 

エコでシンプルなデザインの例。

ふたの色と線によって種類がわかる。簡単で分かりやすく、安い。

 

 

 

 

 

22
Авоська

アヴォシカ

(ネットバッグ)

 

「ソ連デザインの最高傑作の一つ。環境問題、過度消費の問題を気にしているのならば、このバッグはそれらに関わる多くの問題の解決に成りうることを知ってもらいたい。食べ物を買っておくのではなく、使い切る分だけ買うという考え方の賢明なシステムの一部であると考えられる。再利用もでき、小さく折りたたんで携帯も楽。現在のデザイナーたちもこのバッグに注目してほしい」

とThe British Higher School of Art and Designの教師、ウンベルト・ジラウドが語る。

 

 

 

 

 

23

Сифон
シフォン

 

炭酸水を作る容器。
ガラス、金属。

 

 

 

24

卓上ランプ「ラドゥガ 1-80」

(※虹の意)

70年代後半。

 

 

 

 

 

25

計り

 

 

 

 

 

26

日めくりカレンダー

 

一枚一枚ちぎりながら時の流れを感じる。

 

 

 

 

 

27
コーヒー

 

ウンベルト・ジラウドのコメント:

「かわいいパッケージ。シンプルでローコストで、色は2つだけ。しかも現在でも今風である。こんなパッケージのコーヒーが売っていれば喜んで買うだろう。今、店に並んでいるプラスチックのゴミよりずっといい。」

 

 

 

 

28

コンドーム

 

ウンベルト・ジラウドのコメント

「パッケージがとても機能的で感情が込められていない。使う人はだれも気にしなかったと思うけど。私は結構好きだ。」

 

 

 

29

ソ連のテトラパック

 

三角形の牛乳パックは完全にソ連の考えとは言えない。スウェーデンのTetrapack社がそのパッケージ用のラインをソ連に輸出していた。1943年に«Åkerlund & Rausing»社が牛乳の紙パックを開発し始め、1944年に三角形のパックが考え出された。

 

 

 

 

 

30

制服

 

ウンベルト・ジラウドのコメント:

「品があって、上下関係を明らかにするデザイン。でも現在では、やはり学校の生徒よりもウエートレスや大学生に合うような服だと思う。」

 

 

 

 

31

ZAZ ザポロジェッツ

 

ウンベルト・ジラウドのコメント:

「FIATのデザインをベースに作られたが、ソ連デザインの傑作。ザポロジェッツは独特なところもある。例えばボンネットの格子。それによって全体的に少しアグレッシブな雰囲気になっている。実際にはこの車を見たことはないが、話をいろいろと聞いている。修理されて飾られていたという話などだ。」

 

 

 

 

 

 

Примеры крепкого советского дизайна

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