おそロシ庵&大陸トラベルコラボツアー!モスクワソビエトツアー2016前半ダイジェスト

おそロシ庵と大陸トラベルさんのコラボで誕生した「モスクワソビエトツアー2016」が8月1日~8月7日に開催されました!
私とMurasakitonboことカーチャも付き添いとして同行してきましたのでツアーの様子を簡単に紹介していきたいと思います。
 
関連記事:この夏モスクワでソ連を感じよう!「モスクワソビエトツアー2016」おそロシ庵×大陸トラベルコラボツアー開催のお知らせ
 
 

モスクワソビエトツアー2016前半

 

8月1日(月)
午前中の成田発の便でモスクワへ出発。
飛行時間は約10時間。
最近のJALはWifiが使えるのですが、いつのまにやらモスクワ線にも導入されててびっくり。確かHPにはモスクワ線は未対応と書かれてたはず。
1時間9ドルちょいと高かったけど試しに使ってみた。
めっちゃ遅かった。もう使わない…。

 

 

 

モスクワ時間15時頃にモスクワ到着。
バスが迎えに来てるはずが遅れて来たためバスに乗り込めたのが到着から1時間以上経ってから。
運転手曰く、「パトカーが先導してくれたから遅れた。」
つまり、前をパトカーが法定速度で走っていたため飛ばせずに遅れたとのこと。

 

 

ホテルまでは1時間くらい。
参加者のみんなは窓から見えるロシアっぽい景色に興奮。

 

ホテル到着後、荷物を部屋に置きみんなで両替&メトロのICカード、トロイカを買いに駅まで。
その後近くの小さなショッピングモールのフードコートでロシアで初めての食事をし、明日からの本番に備えます。

 

私が食べたブリヌイ(ロシアのクレープ)チェーン店、テレモークのブリヌイとボルシチ。中身はサーモンとチーズだったかな。美味しかった。
8月2日(火)
ツアー本番1日目!
まずはメトロで移動。初めてモスクワのメトロに乗る人がほとんど。ガイドさんと私とカーチャで乗り遅れ、降り忘れ、はぐれた人が居ないか常にチェックして向かいます。
10人を超える集団で一つのドアから乗るのはやはり無理があったようで、一度最後尾がドアに挟まれかけました。
それからは2箇所に分かれて乗ることに。

 

そして赤の広場に到着。モスクワといえばここ!王道をなるべく外したツアーですが、初めてのロシアの方もいるのでやはりここには来ておくべき。まずはレーニン廟に入るため列に並びます。私はもう何度もモスクワに来てるのにレーニン廟は実は初めて。

 

レーニン廟内は写真撮影禁止。中でおしゃべりも禁止。ちょっとでも喋ると「シー!!」と注意されます。寝た子は起こすな。うるさくするとレーニンが目覚めます。
レーニンの遺体はすごく綺麗な状態で作り物っぽく感じる。そして何よりひんやりした部屋で気持ちよかった。外はめちゃくちゃ暑かったので。

 

レーニン廟見学の後は自由行動。
赤の広場とグムという赤の広場隣接の帝政ロシア時代に作られた百貨店を見てもらいました。
グムは建物自体がロシアを代表する建造物の一つとなっています。

 

 

 

 

 

 

お昼ごはんはみんな揃ってグムにあるスタローバヤ№57に。スタローバヤは食堂という意味。
このお店はソ連時代の食堂をイメージしているのです。

 

 

 

 

 

 

 

お昼ごはんのあとはおもちゃの専門店、ロシア版トイザラス的な「子供の世界(Детский Мир)」にあるおもちゃ博物館へ。
ここにはソ連時代のおもちゃがたくさん並べられています。

 

 

 

 

その後、シューホフタワーへ。
中には入れないので外から見学です。

 

 

ロシア・アヴァンギャルド建築に大きな影響を与えた技術者、構造家、建築家だったウラジーミル・シューホフの設計したタワー。ラジオ塔として作られ1922年に完成。高さは160m。ロシア革命後初の大型構造物であり、独特な形状からソビエトという新時代の幕開けを当時の人々に印象づけました。

 

このタワーの構造は双曲面構造と呼ばれるもので、強靭で建築が簡単という利点があります。
世界で初めて建築物にこの構造を用いたのがウラジーミル・シューホフです。日本では神戸のポートタワーがこの双曲面構造で作られています。
タワー見学後は私とカーチャの友人宅へ。
一般のロシア人がどんな家に住んでいるのか見学したい!との声がたくさんありましたので友人の協力を得てツアーに組み込むことに成功しました。

 

 

友人宅ではお茶とお菓子でもてなしてもらいました。
いつも遊びに行く私にとってはなにも珍しくない家なので、油断して部屋の写真を撮るの忘れたことに今気づきました…。
最後に友人宅の近所にあるモスクワで一番大きな市場を見学。

 

 

狭い通りに人が多いので大人数では立ち止まることができず、足早に出口まで。
やはりツアーの団体客ががこのような一般人が食料を買いに来る市場へ来ることがまずないので、お店の人たちからものすごい煽られます。
写真もこういうところは買い物をしないと怒られるのであまり多く撮れなかったです。
私は昔、ここで写真を撮っていたら、「顔は絶対写すな!」と怒られたことがあります。おそらく◯◯スタンあたりからの出稼ぎで違法に働いているのでバレたらやばいのでしょう。

 

市場出口にはレモネードとクワスを売っているスタンドがあり、喉が渇いたので何人かそこでお買い物。
ロシアで言うレモネードはアメリカ的なレモネードではなく、シロップを炭酸水で割ったものは全てレモネード。
クワスはロシア伝統の飲み物で、黒パンを発酵させた微炭酸の飲み物です。夏によく飲まれていて、甘みがあり1%以下くらいのアルコールも入っています。
写真はツアーの参加者の顔が入っていたので割愛。
ちょっと怖そうな店員のお姉さんはみんながレモネードを頼む中、レモネードをカップに注ぎながら、「クワス美味しいよ」とずっとつぶやいていたので私はクワスを頼んであげました(笑)
8月3日(水)
本日最初はオスタンキノ・タワーへ登ります。
1967年に完成した540メートルの世界第4位の高さを誇るタワーです。
個人で行こうと思ったら事前に電話予約をしないと登れず、面倒だったので登らずじまいでしたがようやく今回登ることができました。

 

 

しかし天気は生憎の雨…
土砂降りではなく、降ったりやんだりだったのがせめてもの救い。
飛行機の搭乗並の厳しい荷物チェックを終え、エレベーターで展望室まで。秒速7mのエレベーター。確かスカイツリーも同じ速度。

 

やっぱり雨のため遠くまで見渡すことができず。

 

 

そして雲にときどきおおわれて360度真っ白に。

 

 

展望台の床は一部ガラス張りになっており、その上に乗っかることもできます。
怖い人はものすごく怖がっていた。

 

 

ちなみに入場チケットはカード式で、一人一人名前まで入っていました。

 

 

かなりテロを警戒しているのか、先程も書いたとおり入場にはいろいろ検査があってとても時間がかかります。パスポートも必要です。しかしその分、安心して見学することができるのではないでしょうか。
オスタンキノを降り、次に向かうのはВДНХ(ヴェーデンハー)。ソ連国民経済達成博覧会の会場となった場所で、広いです。とにかく広いです。
現在は公園のような使われ方をしており、家族みんなで遊びに来ていたり、散歩をする人などで賑わっております。

 

入り口
レーニンから溢れ出るWiFi。
ボストークロケット

 

宇宙食の自販機もあり、ここでおみやげの宇宙食もゲット!

 

とにかく広大すぎて、軽く見て回るだけでも一苦労。上の写真は本当に本当にごく一部です。この広大な敷地の一部だけですが歩いただけでものすごく疲れました。
でも、ツアーの最後に参加者のみんなにどこが良かった?と聞いたところこのヴェーデンハーがすごく良かったと言ってくれた人が何人か。
かなり疲れたと思うので、あまり印象良くなかったかな?と思ったのですがいい意味で裏切られました。
本当にここはいい場所なんですよ。ロシア人の友人たちにツアーの説明した時も、ヴェーデンハー行くの?いいね!とみんな言ってくれるようなところ。
なんでこの場所が日本のガイドブックに微塵も載っていないのかが謎です。
ヴェーデンハーのあとは中央軍事博物館。
独ソ戦を中心に軍事関係の展示が所狭しと並べてある博物館です。

 

 

 

入り口からしてこんな迫力。
もちろん展示してあるものは全部本物です。

 

まずはお昼を食べていなかったので食事。
博物館内にある小さなレストラン。ここ、入ってよかった。すごく楽しい。
セットを頼むとこのように運ばれてきます。

 

 

 

 

味も普通においしく、ボリュームもあり大満足。

 

満腹になりましたので見学へ。
ここはもういろいろありすぎて大変なので説明は省きます。
撮影した写真の一部の何枚か乗せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、本物の武器や兵器が所狭しと並べられている博物館でした。
マニアにはたまらない博物館ではないでしょうか。
参加者の何人かはここが目当てでツアーに参加していただいたようでした。

 

長くなりましたのでツアー後半は次回。
次回はダーチャ訪問から始まります。