おそロシ庵を手伝ってくれているロシア人の一人、Handushaさん。
彼女は日本で日本語教育の研究をしているのですが、去年2ヶ月間ほど研究のためにドイツの大学で日本語教育の視察を行っていました。
昨年末に無事帰国。年が明けてから我が家にお土産の日清カップヌードルを持ってきてくれたのでいっしょに食べ比べをしてみました。
ロシアとは関係ないのですが、今回はこのドイツ製日清カップヌードルを紹介したいと思います。
日清カップヌードルといえば日本でお馴染みの日本を代表するカップラーメンです。
現在は日本のみならず、世界中でカップヌードルを販売しています。
私は現物を見たことがないのですが、ロシアでも売られている模様。
ロシアは次の機会に紹介するとして、今回はドイツのもの。
ドイツの日清のHPを見ると、カップヌードルには、
Huhn(チキン)
Rind(ビーフ)
Shrimps(エビ)
Curry(カレー)
Spicy(
スパイシー)
Champignons(キノコ)
Tomate(トマト)
の7種類があります。
他に調べるとブロッコリー味という気になる味も販売されていたらしいのですが、現在はどうやら売られていない様子。
Handushaさんもドイツのスーパーをいろいろ周り探したらしいのですが、ブロッコリーを見つけることができませんでした。残念。
手に入ったのは、スパイシー、トマト、キノコ、そしてHPには載っていなかったワサビの4種類。
この4種類を二人で食べ比べてみることにしました。
スパイシー
薄い唐辛子味のスープといった感じの印象。
辛さはそこまで感じない。ほんのりと辛味が効いてるだけ。
日本のチリトマトからトマトを抜いた感じの味。
私は辛いものに結構敏感で一般人より辛さに弱いのですが全然大丈夫な辛さ。
ロシア人は辛さに慣れてない人が多いのですが、もしかしてドイツ人も辛さに弱いのかもしれない。
ロシア人のHandushaさんの感想は、
「ただ辛いだけ。辛味を除くとスープに何も味が残らないと思う。好きじゃない。」
トマト
見た目はチリをより赤くした感じ。
最初は薄味だと感じたがよくかき混ぜられていなかったようで底の方に濃いトマト味が残っていた。
気づいてからよくかき混ぜるとちょうどいい濃さになった。
味はかなりトマトっぽい。日本のチリトマトのチリを抜いてトマト味を強くした感じ。日本のものよりインスタントっぽい味が弱い気がする。
Handushaさんの感想は、
「カゴメのトマトジュースの味がするからラーメンとしては微妙。」
キノコ
これは日本にはない味!
ロシアでよく食べるきのこが入った料理の味がする。
クリーミーなきのこスープと同じ味で美味しい。
慣れてない人にはちょっと臭いがきついかもしれないが、私にとってはロシア料理を連想させる懐かしい香り。
Handushaさんの感想は、
「マシュルーム味はロシア料理のスープに近い味で美味しい。」
味とは関係ないが麺の長さが日本のものよりだいぶ短いことに気づいた。
これは食いちぎった後ではなく、そのままの長さ。
欧米人は麺をすすることがないので、おそらくわざと日本のものよりも短くしてるのでしょう。
ワサビ
蓋を開けてお湯を入れる前に匂いを嗅いでみたがほんのりとワサビの香りがするかな?という程度でほとんど匂いはしなかった。
お湯を入れて三分、蓋を開け、匂いを嗅ごうとして顔を近づけた瞬間、湯気が顔に当たると一気にツーンと来た!涙が止まらない!!
匂いはそれほどでもないのだが、湯気が目に染みる!!!
なるべく顔を近づけないように麺を口に運ぶ。味はそれほどワサビっぽくないがときどき鼻にワサビがツーンとくる。
そして熱いので冷まそうと、フーフーと息を吹きかけると湯気が発生しそれが目に染みる。
こんなに食べるのが難しいカップラーメンは初めて。
変な言い方だけど食べるのが面白いカップラーメン。
Handushaさんの感想は、
「面白い!癖になりそうな味!」
以上、4つのラーメンを食べ比べてみてランキングを作ってみた。
美味しい順に左から、1位キノコ、2位ワサビ、3位トマト、4位スパイシーとなった。
キノコはオリジナル感もあり、ロシア料理を食べてきた二人にとって懐かしい味でもあり一位となった。
スパイシーはただ辛さがあるというだけで味の点ではイマイチなので最下位。
ワサビとトマトを比べると面白さという点からワサビがリードという結果です。
二人で分けたとはいえカップヌードルを4つ一気に食べるのはけっこう辛かった。
もう当分カップラーメンはいいかな・・・