皆さんは障子を張り替えたことがありますか。
私は先週まで自分が障子を張り替えるなんて思ってもいなかった。
やってみるとこれが結構楽しかったのです。
記者:Murasakitonbo
実はロシアでも障子を張ることがあります。
モスクワで毎年茶会を行われている事を以前記事に書きました。
その茶会の行われている日本庭園のなかに小さい建物があります。
建物の窓に小さい障子がついていて、毎年それを貼り直しているのです。
ただ私は参加したことがありませんのでなんとも言えません。
ロシアの普通の家には障子はもちろんありません。
欲しくてもつけられない。
なぜかというと窓の開け方が違うから。
そして窓自体が日本の窓と違い壁全面ではなく、腰より上くらいの位置です。
それもわけがあって、窓の下に暖房がついているから。
窓を全面にして障子をつけるか、暖房を残すかどっちか選べと言われたら悪いけど暖房にします。
だって冬が来たからといって死にたくないです。
さて、日本の障子の話しに戻ります。
私は今、日本にホームステイしています。
お世話になっている家には猫がいるんです。
その猫はとても元気な子で、いろいろなところに登ったりジャンプしたりするのが好き。
そう、あの子のお陰で障子がこんなことに・・・
実はもう片方の障子のほうがひどかったんですが、カメラのカードが壊れて写真が消えてしまいました。
障子や必要な道具は全て揃っていたので、跡は実行あるのみ。
使うものは、もちろん新しい障子(こちらは猫に強いプラスチック製のもの)、障子をはがしやすくしてくれる謎の液体、ゴムベラみたいなもの、障子専用両面テープ、カッターとカッターガイド。
カッターガイドはあまり要らないと思います。
当たり前ですが、まずは古い紙を剥がさなければいけません。
そのために糊が付いている所に謎の液体をつけるのです。
因みに、障子が2枚あって、片方を先週、片方を昨日はり直したわけです。
先週は初めてだったので説明を見ながらやりました。
説明には、床に置いてくださいと書いてありその通りにしましたが、正直やりにくいです。
ですので二枚目は立てて行いました。
糊が塗られた所に液体をつけた状態。水でもいいかも分かりません。
そして剥がしていきます。
きれいにとれているでしょ?
実は紙が破れないように苦労しました。
どうしてもきれいに一枚のまま剥がしたかったんです。
ここでかなり役に立ったのはあのゴムベラ。
やっているとアイツが覗いてきます。
新しい障子をどうやって破ろうか、もう計画を立てているんじゃないかな
終わりました。
ところどころやっぱりやぶれてしまいました。
特に頑固なところもあってそこに何回も液体をつけてのりを溶かします。
さて、ここから一番面倒くさい作業が始まります。
枠に糊とか紙クズが付いていると新しい紙はなかなかくっつかないらしいのです。
だから枠をきれいにしなければいけません。
古い糊がベタベタしていて取りにくかったりします。
本当は最後にサンドペーパーで研磨したほうがいいと思うし、説明にもそう書いてあるが、なかったのでやりませんでした。
桟を拭くには雑巾を使ったり古い紙を使ったりしました。
紙のほうがいいかもしれません。
桟が濡れていると色が落ちるというかこんなふうになってしまうので、雑巾を洗うのが大変です。
スピッツを聞きながら拭いているとはかどります。(個人的な意見)
今度はきれいで乾いている
桟
にテープを貼っていきます。まずは縦。
貼ったら、縦方向のテープの裏紙を剥がして、横方向にも貼ります。
そして障子の位置に気をつけながら、上から下へと裏紙を少しずつはがしながら、障子の紙を広げます。
上の方がぐちゃぐちゃになったがこんな感じです
右の余った紙を切り落とします。
完成です!
あああスッキリ
先月ロシアの自宅のタイルの貼り直しもやったし、思い切ってそれをバイトにしようかな。
とにかく、糊で本当の紙を貼るよりこっちの方がとても簡単に貼れますから皆さんも猫にやられたら是非やってみてください。
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