ロシアの車メーカー、アフトヴァースが1972年に発売したVAZ-2103と言う車についての記事を紹介します。
以下翻訳です。
チェリー色の馬
Конь вишнёвого цвета
「チェリー色の馬」、俺のおじいさんが自分の愛車、74年のVAZ-2103の事をそう呼んでいた。
2年前おじいさんが亡くなった。葬式の時、軍隊のオーケストラが演奏し、兵士は3発の空砲で見送ってくれた。とても誇りに思った。
おじいさんの車を誰がもらうのかはすぐに決まった。兄たちはすでにトヨタやヒュンダイなどを持っているが、俺は3年前免許をとってから未だバスと電車での移動だった。
車は20年以上ガレージに置きっぱなしにされていたから、周りの人はもう直しようがないと懐疑的であった。だけど俺はぜひやろうと強く決意した。
おじいさんへの尊敬をそうやって表すことができると思うから。
と言っても車がどういう状態だったか知らなかった。
なぜかというと、おじいさんは俺の生まれる前に車に乗らなくなって俺はその車を見たこともなかった。
知り合いの整備士と一緒にガレージに行った。とても心配だった。
ドアを開けたら目の前に4メートルの埃の塊が現れた。
しかし埃の下からなんとなく、何かきれいでクラシックな物が見えていた。
俺はレトロな物が大好きだからすごくうれしくなった。
おじいさんにとても大事にされていたが、やはりところどころ傷もあった。
昔、駐車できず後ろ向きで坂道を降りてしまって木にぶつかったという話を聞いたことある。
だから後ろの方にかなりダメージあったけど俺は気にしない！
俺とマイケル・ジャクソンしかこんな車持っていないだろう。
中も外も埃まみれだった。中を覗くと、座席は変な灰色だなと思った。
でも、ブラシと石鹸を使ってみたら魔法のように色が変わって、俺は更に嬉しくなった。
残念ながら最初の状態の写真はない。
キャブレターを洗って、ガソリンを入れてエンジンをかけてみたらすぐにかかってくれた。
すぐに滑らかに動き出してくれた。剣が手の延長であるのと同じように、この車は俺の体の延長という感じた。俺にピッタリなものだ！
車はガレージの火事を経験している。優しい隣の人が鍵を壊して外に出してくれた。
バンパーのマークなどが完全に燃えてしまった。ボンネットにプラスチックが垂れて、ところどころペンキが凸凹になっている。下のランプも溶けた。
ところで、新品のエンブレムを一週間後におじいさんの家で見つけた。
ペンキを塗った。迷いなく元のと同じ色にした。説明しなくても分かるでしょ。
ペンキ塗った後。
もう一枚
一週間後街の人たちがボンネットに傷をつけやがった。
アンテナを折った。
フロントパネル。
現代のオーディオを入れるためにちょっと切ってしまったことを今は後悔している。
音楽を聞きたくて他に何も考えていなかった。
元々のラジオを残して、新しいやつを隠しておくという手もあったのに。
ラジオ
シガーライター。照明付き。
中
ウォッシャー液の袋
このペダルを押して液体が出るわけだ。
ペンキを塗ってた人がガスペダルを見て、「すげえ、昔のBMWみたい！」と言ってた。
ワイパー
キーホルダー。裏に温度計がついている。とても誇りに思っている。
SimpleMasha
いいね！こういう車ってあまり残っていないからね。
思うに、この車より美しいものは作られていない。
ガスペダルからすれば1973年あたりかな？
コンソールは2106のが合うかも。
LEXXHAN
珍しい車だね
LastHero
俺はこの間自分の2106を売っちゃった・・アホだ。
ПараличЪ
いいね！
あなたは手も器用だし、心もきれい。
おじいさんを忘れないでね！
ТониStark
一番大事なのは決心だね！頑張れ！
СЕРЖАНТ
おじいさんを追悼していて偉いね。
友達の知り合いが父から同じ車を譲り受けた。
友達が一年間くらい売ってくれと頼んでた。
でも彼は、父の記念だから嫌だと言ってた。
だからその車をもう15年間ガレージに入れっぱなし。
かわいそうに。でも記念だってさ。
Shvarts
おれもこういうの持っていた。
色も似ている。とてもいい思い出が残っている。
katani
俺も同じ色で75年のもの。
ラジカセを捨てるのだったら俺が貰いたい。
部品はなにがあるか見てみる。
ВАВАННА
これってイタリア人の組立じゃないか。
БАБСЛЕЙ
俺もこういうの乗ってた。問題がとても多かった。
kozochkina
これは夫の車。夫も大好きらしい
asdwsx451
俺も同じ車、73年のもの持っている。
でもあまりいい状態ではない。
荷物を運ぶときなど使っている。
でもエンジンがとてもよくて全然駄目にならない。
Конь вишнёвого цвета
yaplakal.com/forum11/topic791383.html
