オオカミにまたがる少女!ベラルーシのオオカミと暮らす家族

ベラルーシの首都、ミンスクから北に約230kmにあるZacherevie村でオオカミと暮らす家族の記事を紹介します。

 

 

 

以下翻訳です。

 

 

 

ベラルーシの家族がオオカミを育てた

Белорусская семья вырастила стаю волков

 

 

ベラルーシのZacherevie村に住むSeleh家が2009年からオオカミを飼っている。

お父さんが子オオカミを森で拾ってきたのだ。

今、オオカミたちはヴィーツェプスク州のObsternoという動物管理施設で暮らしている。オス2頭と雌1頭。今年初めて子供を産んだ。

 

家族の娘、アリーナ(10歳)はオオカミをペット扱いしている。オオカミたちは彼女のことが大好きで、上に乗せてくれたりもする。

アリーナがオオカミをなでるが絶対に噛まれない。逆に顔をなめられる。

オオカミの群れの規則通り。飼い主の意志に従っている。

この写真を見るとオオカミが怖い肉食動物だとは思えない。

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妻エレナの話によると、夫のオレグはオオカミと完璧に話す技を持っているのだそうだ。その技をVABAと言う。

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夫のオレグは語る。

動物管理施設に初めてのオオカミは10年前にやってきた。

そのとき、僕はまだ怠け者じゃなかったので、餌をやりに行くときは必ず遠吠えをまねしたり、オオカミの鳴き声を出していた。

その当時、オオカミは自由に歩き回っていて逃げてしまう恐れがあったが、VABAの発声を使えば彼らはちゃんと戻ってきた。

彼らにとってその声は「帰ってきて」という命令だった。

戻ってくると僕もすごくうれしい。しかも、その声を聞いて野生のオオカミまで反応する。

ここ5年間ですべてが変わった。動物を自由にさせないで、柵の中に入れている。最近鹿が多い。

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飼育下のオオカミが増えるかどうか議論もしていた。

数年間子供が生まれなかったが、やっと5月の終わりに子供が4頭生まれた。

オレグの意見は次の通り。

「2頭のオオカミは家族だが、3頭は群れだ。雌はリーダーではない方の雄が気に入っていた。でもリーダーは雌にもう1頭を近づけさせなかった。リーダーが雌に気に入ってもらうようにどんなことをやったか見るべきだった。数年間リーダーはメスに認めてもらえなかったが、やっと認められたみたいですね。それで子供も生まれた。

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今年はオオカミがとくに生まれる年らしい。野生のオオカミもたくさん子供が生まれたし、飼っているオオカミも増えたという。

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「ちょっと面白いの見せるね。」

と言い、手から餌をやり始めた。

「とても賢い動物だ。手に血がついていても間違えて噛まない。」

 

犬のようにリードを使い散歩させている。

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妻のエレナがオオカミの雌について話した。

 

「小さいころ捕まえることができたのはアリーナだけ。ポケットに紐を入れて、子オオカミに近づいて紐を結ぶ。そしてその紐を木に結んでおく。そうすると私も近づける。木に結んでおかないと私は近づけない。オオカミが逃げるから。オオカミの雌は警戒心が強いが、この子は特にそうだった。オスのほうが仲良く暮らしている。」

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「恋愛の三角関係を見るのが面白かった。雌が一匹を選んだが、オスの間でリーダーになったのはメスに選ばれていない違うオオカミ。雌が好きな方の雄に近づくとリーダーが怒る。そうするとリーダーじゃない方が、「僕はなにもしていない。関係ない。」って顔をして、お腹を見せて寝っころがる。リーダーが唸る。私が近くにいるからリーダーは私の方によって来るけど、全然怒っている様子はない。感情はオオカミに対するものと人間では違うようで、私に近づくと全然違う表情になる。」

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人間は何を習うべきかとエレナに聞くと、忠実性だと言う。

「忠実性は遺伝である。人間が忘れることはオオカミは忘れない。今のオオカミが初めてではない。以前、我が家ではオオカミをシベリアンハスキーと一緒に飼っていた。シベリアンハスキーは犬としては大きいのだが、オオカミと比べると小さかった。ハスキーは4匹いて、そのうちの1匹がリーダーだった。オオカミが餌を食べているところにそのリーダーが寄ってくると、オオカミはよけていた。体格的に簡単に殺せたのに。そのあと、そのオオカミをBraslau国立公園に渡し、そこで10年間くらい暮らしていた。その10年間、餌を同じ人与えていたが、注射をするときは私を呼んでいた。うちの家族をオオカミが覚えていて信頼していたからだ。私達が行くと簡単に注射を打たせてもらえた。」

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檻のところに絶えず観光客が来る。

「結婚式のときオオカミのところに来る習慣があって、記念写真をここで撮る。外国人も多い。ドイツ人、フランス人、スウェーデン人など。スウェーデン人は20人も来ていた。ベラルーシに交換留学に来ていた学生。」

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オオカミが満月の夜に遠吠えするか?と聞いたら、

「クラスでキャンプに行ってここで寝ていた。オオカミが遠吠えし始めたが母が落ち着かせた」

とアリーナが言う。

エレナは静めるためにこう言ったらしい。

「12時ごろ遠吠えし始めた。私は窓を開けて、あんた達、良心はある?子供が眠れないんだよ。ちょっと黙ってて。」

アリーナはさらに説明してくれた。

「オオカミたちは遠吠えが好き。最近あまり聞いていないけど。普段は夜に遠吠えをする。」

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観光客のためアトラクションをすることもある。

「夕方この辺を観光客が通っているとき、オレグが少しだけオオカミの声を出す。オオカミはそれに返事をしてくる。そうするとその観光客は怖くて帰りたくなってしまう。」

 

 

話の後、泳ぎに行くことにした。

この日は30度あったのでオオカミも涼しいところに行きたい。途中でオオカミがアリーナを乗せていた。

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Nasferato

 きれいな動物。でも怖い。女の子がよく怖がらないね

 

 

brodyagavik
オオカミは美しい!

 

 


bamaboy
兄弟だ

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Cav
どうだろう…

 犬でも何考えているかわからないのに…

 ましてオオカミ…

 気を付けないと。とっても気を付けないと!

 

 


mark1280
餌をやるのを忘れてしまったら・・

 

 


Мессир
うちのおじいちゃんがオオカミの子を飼っていた。

 長くなかったけど。

 野生のオオカミが寄ってきてその子を呼んだので、おじいちゃんがその子を自由にさせた。

 仲間と一緒にいた方がいいから。

 

 


vasek005
うちの熊は満月の夜に暴れない。

 バラライカでさびしい曲を弾いて月を眺めるだけ。
とてもいい記事だ。やさしいし考えさせる。

 

 


сельдюк
俺の知り合いの話。

 オオカミを子供のころから飼っていた。

 ある日狩りに行っていて肉を持ってかえった。

 それを廊下においておいた。

 妻がその肉を持っていこうと思ったが、同じ廊下にオオカミもいた。

 オオカミがジャンプして妻を殺した。

 

 


tabasrostov
ベラルーシ人万歳!

 

 


Lanista
分類学的にオオカミって犬の仲間だからね。

 

 


ge3uHCeKTop
私は無理だ。怖い。オオカミはやっぱり野生動物だ。

 

 


brodyagavik
オオカミは熊と人間より話し合えるってこともあるんだよ。

 

 


Snega72
美しくて危険な動物。

 飼うことにしたなんてすごい。勇気が要るね。

 

 

 

 

 

 


 

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