マンガ『女一匹シベリア鉄道の旅』の作者によるロシアに行ったことがある人が「あるある!」となるシーントップ10!

こんにちは、『女一匹シベリア鉄道の旅』『女一匹冬のシベリア鉄道の旅』の著者、マンガ家・織田博子です。
新刊を出版したので、ステマ記事カテゴリでお邪魔しました。
女一匹冬のシベリア鉄道 特製余録』(電子書籍版)が発売中です!
前著『女一匹シベリア鉄道の旅』には掲載しきれなかった115ページをまとめた電子書籍です。
出版を記念して、私の本の中から『ロシアあるある』なシーンのランキング10位を発表したいと思います。
※各項目におそロシ庵関係者によるコメントを勝手につけ加えました!

10位「あごでクイッ」

車掌さんが「入れ」という意味で、黙ってあごを”クイッ”とするシーン。
ロシア語が分からない私にイライラして、こういう態度なのかと思ったら
ロシア人曰く「普通の「こっちへ行け」という表し方。」とのこと。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
こっちからクッソ礼儀正しく笑顔で攻めたら相手もそうなることが判明。
以来、無用なイライラを避けるべく笑顔作戦でいっている。たいていは効果がある。
ただし、それでも効かないクソババアもたくさんいる。
Hさん (日本人・女性)
 
よく言われるのが、先手必勝でこっちから愛想よく笑顔で接すると、向こうも丁寧な対応になるということ。
先手必勝で向こうが冷たい態度で挑んでくるとどうしようもできないけど(笑)
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 

9位「クソババア」

※おそロシ庵編集部による補足説明:氷点下の夜、ドミトリーの部屋で窓を開けてるおばさんに、「窓を閉めて」と言いにいったら肘打ちされたシーン
「子供たちが『クソババアー』ってマネしてる」という意見も。
普段、温厚なブタ(私)が突然暴言をはくシーン。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
さすがにこれはない!このババアはやばい!よほど腹が立っていたか、よほど外国人が嫌いかのどちらかだと思う。
こういう人たちがいるから、日本を初め諸外国でのロシアのイメージが悪くなるんだと思う。
ロシア好きとして残念に思う。
どこの国にもやばい奴はたまにいるが、ロシアではやばい奴に遭遇する確率がかなり高い。
Hさん (日本人・女性)
 
物理攻撃してくるのはかなりやばいやつ。さすがのロシアでもめったにいないと思う。
氷点下で窓開けてるような非常識な人だからね…。
ロシアでも日本でもどこでもそうだけど、ちょっと普通じゃないなって感じたら近づかないのが一番かな。
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 

8位「夜の街で、若い人がたむろしている」

初めてのモスクワ到着が深夜だったので、街中でたむろしている若者たちがめちゃくちゃ怖かった。
ロシア在住歴の長いHさんいわく「たぶん、夏休みでひまだし、家にもあんまり居場所がないから外でたむろしているだけ」とのこと。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
たむろしているだけの若者は、慣れれば怖くない。
ただし、たまに酔ってからんでくるタチの悪いやつがいるので注意。
あと、「酒持ってねえか?ひぃ~っく!」みたいな感じで昼間からからんできたオッサンにも過去に遭遇。そういう場合は逃げるが勝ちw
ちなみに、結構長くロシアに住んでたけど、酔って寝てる奴が身ぐるみはがされてるシーンは見たことがない。
でも、ただ私が運が良かっただけだと思うので、ロシアでは路上で寝ることはおすすめしない。

外でたむろしてるなら、そこに近づかなければいいからまだマシなんだけど、自分が住んでるアパートの階段の踊り場とかでたむろされると正直嫌だ。

ただ飲んでるだけだとは思うけど、万が一酔った勢いでからまれたりしたら怖いし、階段の踊り場は狭いので、そこでからまれたら逃げれないw
踊り場にダストシュートがあるアパートが多いんだけど、ゴミ捨てたいときにそこでたむろされてるとマジ困るんだよなぁ…。
あと、私は幸い大丈夫だったけど、万が一エレベーター壊れて階段で部屋まで昇り降りしなきゃならないときに踊り場でたむろされてたら…、と思うと正直ちょっと怖い。
部屋で飲めない理由があんのかいな…?w
Hさん (日本人・女性)
 
 
夜中たむろしてる人たち結構いるけど、まあ怖いけどなにかされたことはないかな。
無意味に近づいたりしてないからだと思うけど(笑)
酔って寝てる人はまだ見たことないかも。見かけてたかもしれないけどあまり覚えてない。
 
Hさんの「部屋で飲めない理由があんのかいな…?」の回答としては、家族に怒られるから外で、寒い時期はアパート内の階段の踊り場で飲む。って理由がある。
友人の弟がそうだったw
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 

7位「ウェイトレスがモデルポーズ」

腰に手を当てて立つことが多いロシアの女性。
ウェイトレスや店員さんでも、もちろんこの立ち方。
(最近はそうでもなくなってきているみたいだけど…)
ロシア人から「ロシアのことよく見ているね…!」と絶賛されたシーン。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
偉そうなモデルポーズのウェイトレスさんは、田舎のレストランのほうが遭遇率高い気がする。
ちなみに、どこの店だか忘れたけど、結構一気にたくさん注文したのにメモ取らなくても全部ちゃんと出てきたw
Hさん (日本人・女性)
 
偉そうなポーズしてた人いたかな?よく覚えていない(笑)
個人的にはレストランのウェイター、ウェイトレスさんの接客態度はけっこういいイメージ。
スーパーとかのレジに比べてね。
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 

6位「サマゴン(自家製酒)を飲ませるおばあちゃん」

おそロシ庵のイベントなどでもおなじみ「サマゴン(自家製酒)」。
ブラン村のおばあちゃんに、「飲みなさい、一気に」と言われて飲んだサマゴン。
おばあちゃん達は大ウケしていた。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
おじさんにならサマゴン飲まされたことがある。とても美味しかった。
Hさん (日本人・女性)
 
おそロシ庵のロシア人でおなじみのMurasakitonbo(カーチャ)さんの弟が作ってて、レモンフレーバーのやつ飲ませてくれた。美味しかった。
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 

5位「おつりを投げる」

初めてのロシアで、これをやられて、ロシアが嫌いになりかけた。
「電車の切符を売る人は、給料が安いから、そのことに怒っていて仕事をあんまり真面目にしない」とロシア人。
別に、乗客に怒っているわけではないそう。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
おばちゃんの気分により飛距離が変わる。無用なイライラと小銭紛失を防ぐには、笑顔先生攻撃でたいてい防げるが、それでも長距離の飛行をした場合、私なら喧嘩する。
Hさん (日本人・女性)
 
投げられたことはないけどすごい遠くに置かれて、え?これオレのお釣り?ってなったことはある(笑)
まあ、日本よりは雑だよね…。
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 
サービス業に関わっている人は一般の人、私たちを上からの目線で見ている。
ロシア育ちの私はこういう扱いに慣れていてもたまにはイライラする。
だから、初めて日本に来て、お釣りを丁寧に手に入れてもらったら、涙が出るぐらい、「ありえるの!?」と思った。
手に!渡してもらった!!丁寧に!!!
ロシアでは、お釣りを投げられたり、モデルポーズで注文を受けたり、舌打ちされたりする理由は、 サービス業の人は「与える」側、私達は「頼む/強請っている」側としての扱い、考え方がまだまだ支配的だから。
サービス業の人はリソースに関わっていて、こういう意味では権力を持っている。
こっちの立場は弱い、こういう扱いを我慢するしかない。
Aさん (ロシア人・女性)
 

4位「シベリア鉄道に乗る」

多くのロシア人から「あんな怖いシベリア鉄道に乗るなんて…」「三等車なんて、強盗に遭うよ!」
モスクワやサンクトペテルブルクに住んでいるロシア人は、シベリア地方に用がない限り、一生シベリア鉄道に乗る機会がない人もいる。
そのため、外国人以上にシベリア鉄道を恐れている人がいるようだ。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
シベリア鉄道じゃないけど、他都市に行く時、寝台列車の三等車は何度も利用した。
幸い強盗やスリなどには一度も遭わなかったけど、カーテンが無いからベッドで着替えできないんだよね。
それが唯一面倒だったかも。ちなみに寝台車を利用する時、私の場合は必ず上の段のベッドを予約。
寝るときは貴重品の入ったかばんの持ち手を腕にぐるぐる巻きつけ、ちょっと引っ張ったくらいじゃ絶対取られないようにしている。
寝る時窮屈になるけど、慣れればOK。
Hさん (日本人・女性)
 
乗ってみたい。今度一緒に乗ろうとロシア人の友だちに言ったことあるけどみんな断ってきた(笑)
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 
私もシベリア鉄道に乗ったことがない。
機会があれば乗ってみたいとは思うけど、わざわざ自分から乗る機会を作るまでは乗りたくない。
シベリア鉄道に乗った友人、知り合いのほとんどはは日本出身、西ヨーロッパ出身だった。冒険がほしい!と。 
確かに、シベリア鉄道に乗るのは挑戦、冒険でもあって、わくわく感が達成できる。 
モスクワ(ロシアの他都市ももちろんのこと)と日本での日常生活を動物の世界に例えると、 モスクワではジャングルに住んでいて、常に警戒してないとひどい目にあう確率が高い、(どこでお釣りを投げられるかも分からない)のような野生動物の日々に例えられる。
それに対して、日本では、動物園のような暮らし。
柵もあって、ちゃんと守られていて、餌も時間通りにもらえるような生活。
「動物園モード」だと、わくわく感も冒険も欲しくなってくると思う。
「ジャングルモード」では日常的に冒険だから、シベリア鉄道の旅の見方も違う。
Aさん (ロシア人・女性)
 

3位「街中の軍人率の高さ」

ロシアに行った日本人から「あるある」とよく言われるシーン。
軍隊式に歩いていることは少なく、釣りをしていたり、髪を切っていたり、自由に過ごしている。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
あと、警官もやたら多い。でも、あんなに警官やら軍人やらが多いのに、街中であまり安心感が無いのはなぜだろう(笑)。
Hさん (日本人・女性)
 
この前メトロでベトナムの軍人さんの集団に遭遇した。多分共産圏つながりでやってきたんだと思う。
そして自分は横須賀っ子なので普段から自衛隊も米軍も見慣れてるから、ロシアの軍人さん多さはあまり気にならないw
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 

2位「シベリア鉄道内の飲み会」

同じコンパートメントの人たちが集まり、お酒を飲んだり食べたりしていた。
日本人のイメージは「シベリア鉄道は酒を飲んでいる人ばかり」のようだけど、意外と、電車内でワイワイお酒を飲むのを見ることは少なかった。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
シベリア鉄道には乗ったことないけど、私もたしかに飲み会に遭遇したことはなかった。隣の車両で騒いでる人達がいたことがあった気がするけど、車掌のおばちゃんに一喝されたらやめた。
Hさん (日本人・女性)
 
むかーし、モスクワからペテルブルクへの寝台列車に乗ったことあるけど、一等車で個室だったから飲み会には遭遇しなかった。
車内販売で買ったビール(ハイネケン)がすごいぬるかった。っていうか常温だったのは覚えてる。
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 
シベリア鉄道じゃないけど、寝台列車の3等車に乗っていたら、隣のおじさんに飲み会に誘われた。
断ったら、今度は飲み会じゃなくても、アイス、お茶、コーヒーなんでも一緒に食べよう、飲もうと誘われた。
私は、「何も欲しくない、いらない」と言ったら、おじさんは、「君みたいな妻がほしい!何もいらない、何も欲しくないと言う妻は最高!」とすでに結婚してたおじさんが言った。
Aさん (ロシア人・女性)
 

1位「車のフロントガラスが割れている」

「ウラン=ウデで、オーリャさんの車のフロントガラスが割れているのに、そこ突っ込まないんだ?」と言われまくったシーン。
本編では理由を書き忘れました(「女一匹冬のシベリア鉄道 特別余録」には収録)。
ロシア人に聞いたところ、
「ロシアではよくある光景。事故ったり、道路の小石がぶつかって割れたりするんじゃないかな?」
ちなみに、オーリャさんの場合は、「買ったときから割れてた。前が見えるからいいよ」とのこと。
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
写真あるで~w
 
Hさん (日本人・女性)
ロシア人は日本人と違って車の汚れ具合とかそんなに気にしない人が多いと思う。
「道具」として考えてる人が多いのかな?役割を果たしてればいい的な。
窓の割れも本当によく見かける。これは日本と比べて道路の舗装が良くないから、飛び石当たる確率が高いってのもあると思うけど。
モスクワは今カーシェアが流行ってるけど、この前乗せてもらったカーシェアの車もフロントガラスが割れてたw
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 

番外編「おみやげをアシャン(スーパーマーケット)で買う」

ロシアに詳しいバイヤーさんの助言に従い、アシャンに行ったシーン。
観光客はたいてい「ヴェルニサージュ」(パルチザンスカヤ駅の近くにあるお土産市)でお土産を買うが、
「少し慣れた人はアシャンでお土産を買う」とおそロシ庵のチバさん。
ちなみに日本人に大不評だったお土産は「アリョンカのチョコレート」。

「顔が怖い」そうです。
(ロシア好き日本人にはまあまあ好評)
おそロシ庵関係者のロシアをよく知るロシア人、日本人からのコメント
 
アシャンは観光地ではないので普通のツアーでモスクワ周る人はまず行かないと思う。
中国人のツアーには組み込まれてることあるみたいだけど。観光バスで団体がやってくるのを見たことがある。
アリョンカはロシアをちょっとかじってる人には一番有名なチョコだと思うけど、味はたいしたことないと思うw
顔が怖いは確かに言われたことがあるけど、自分の周りではかわいいっていう人のほうが多かった。
ちばさん (おそロシ庵の中の日本人・男性)
 
個人的に気に入っているのは、レトロな雰囲気の琺瑯の鍋。
ロシアの友人いわく「おばあちゃんのダーチャにある、懐かしい鍋」
いかがでしたでしょうか?
ロシアに行ったことがある人は「あるある!」と思えるポイント。
これからロシアに行く人も、ぜひ「これは、『女一匹冬のシベリア鉄道』に描いてあった…!」と、
ロシアあるあるを発見して楽しんでください。