先日、「ロシア人女性が教えるロシア人女性と付き合わない方がいい7つの理由」という記事が翻訳で紹介されたが、読者の皆さんはどんな感想をお持ちだろうか?
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ロシア人女性と付き合うのはなかなか苦労が絶えなさそうだが、ロシアでしばらく生活したとらまるはなばちは、ロシアの男性についても
色々思うところがあった。
そこで、日本人を含めた外国人にすすめたい、「ロシア人男性と付き合わないほうがいい7つの理由」をご紹介したい。
ただし、ここに書いたことは必ずしも全てのロシア人男性に当てはまるというわけではないということ、そして記者の偏見というか思い込みも多少含まれているかもしれないということを、あらかじめお断りしておきたい。
文章:とらまるはなばち
ロシア人男性と付き合わない方がいい7つの理由
1. 女性の美貌と要求に金をつぎ込むため、自分のおしゃれはそっちのけ
ロシア人男性は、日本人からすると皆かっこよく見える。
が、ロシアの街をしばらく歩いて目が慣れてくると…あれれ??
なんだかパッとしない服装の男性が多い。
カップルを見ると、女性のほうは派手に着飾っているのに男性は地味な格好をしていることがほとんど。
ロシア人の男性の多くは自分たちは女性を着飾らせてあげて、きれいにして、満足させてあげる役割があると自負しているらしい。
「一番大事なのは、綺麗であること」と考えているロシア人女性たち。その彼女たちにとっては、こんなふうに色々尽くしてくれる男性というのはありがたいもの。
でも、デートの時ぐらいは、男性ももうちょっと小ぎれいにしてもいいのではないかと思うのだが…。
2. 無理してでも奢ってくれようとする
例えば、男性がデートの時に金欠だとする。
それなのに無理して女性に食事を奢ったり、好きなものを買ってあげようとする。
女性に対して、「好きなのを選んでいいよ」と言うので、女性は喜んで欲しいものを選ぶが選んだ後で、「ごめん、それは高いから払えない」と言い、結局は男性が自分が買える値段のものを自分で選び、「これにしよう」と決めてしまう。
女性がとんでもなく高額なものを選んだ場合はもちろん別の話だが、常識的な金額のものを選んでも、たびたびこういうことが起こる。
筆者の留学時代、大して親しくないが諸事情によりとある男性と赤の広場を散歩することとなった。
「何か食べたいか? 」と聞かれたので屋台で売っている1個100ルーブルのアイスをお願いしたら、「100ルーブルは高いので、20ルーブルのお茶にしよう。」と言われてしまった。
相手も学生だったので、お金が無いのは致し方ない。
しかし、20ルーブル(当時のレートで80~100円ぐらい)のお茶が限界なのだったら、無理して奢ってくれなくてもいいのに…。
というか、このレベルになると、帰りの交通費も危ういのではなかろうか?ゆっくりお茶している場合ではない。
また、こういうエピソードもある。
ある時、男1人、女2人でサンクトペテルブルグに旅行に行ったのだが、この男は我々女2人の食事、交通費の他、なんと宿泊費まで払ってくれた。
宿泊費は自分で払うつもりだった筆者は驚き、また申し訳なく思 った。
旅行中、屋台で好きなお土産を買ってやると言われたので選ぶと、「それは高いから他のにしてくれ」と言われてしまった。
筆者が選んだものは、ガラスのコップを入れるための金属製のスタンドで、金額は数百ルーブルだったのだが、この男の基準では高かったらしい。
そりゃあ、全員分の宿泊費を払えば、金もなくなるだろう。筆者は自分で払おうと思ったが、男はどうしてもお土産代も払いたそうだったので、
きっとここで筆者が自分で買うと、彼は自尊心を傷つけられて悲しみに暮れるか、ぶち切れるかのどちらかだろう。
そんなわけで、泣く泣くそのお土産は諦め、後日別の場所で似たようなものを自分で買ったのだった。
このように、上記2人の男性が優しさと寛大さを見せよう としてくれたのはわかったが、明らかに何かがずれている(特に後者)と感じるのは、筆者だけであろうか?
3. 恋人に対してとても情熱的である
ロシア人男性は概して女性には優しく接してくれる。
レディーファーストを徹底し紳士的に振舞ってくれる。
恋人に対してだとそれがさらに情熱的になり、燃え上がる感情をストレートにぶつけてくる。
しかし、日本人にとっては、時にはそれが重く感じることもあるかもしれない。
また、恋愛で悲しいことがあると、いい年こいて人前だろうが何だろうが豪快に泣いてしまうこともある。
こんなこともあった。
昔、筆者の知人の日本人女性に猛烈に恋してしまったロシア人男性がいた。
筆者は現場にはいなかったのだが、なんと彼女のバイト 先のラーメン屋にこの男性がバラの花束を持って登場したとかいう話である。
その後どうなったのかは知らないが、こんなサプライズは、日本人にとっては少々重過ぎる。
4. ロシア人の義親ができる
これは男女問わず、ロシア人のパートナーがいる人にとっては重大な問題である。
「ロシア人女性と付き合わないほうがいい7つの理由」にもある通り、ロシア人の義親はとても危険。
義母が作った食べきれないほどの料理を残すと怒られるし、特に男性の場合は義父にウォッカを飲まされる。問答無用である。
「ロシア人全員がウォッカ飲むとは限らないよ!私は酒飲まないよ!」というロシア人も最近では多くいるが、こういうウォッカ親父が存在する限りは、ロシア=ウォッカのレッテルを剥がすことはできないだろう。
また、特に義母による嫁いびりは最強で子供の夫婦関係にあれこれ手出し口出しをし、平穏な夫婦生活を脅かす。いつまでも息子が可愛く、子離れしない。
筆者の友人・知人にも、ロシアで日本人妻となった女性が数名いるが、義母に関するエピソードは絶えない。
ロシア人の義親とは別居していても色々な 問題が起こるようであるが、もし同居することになったら、ほとんど場合もはやこの世の終わりと言っていいだろう。
5. マザコンが多い
ロシア人男子には、非常にマザコンが多い。いい年になってもお母ちゃんとベッタリである。
4で触れたように、義母が息子の夫婦生活に不当に介入してくる大きな理由は自身が子離れできていないからであるが、息子も息子でいつまでも親離れしないことが挙げられる。
息子は大事な夫婦生活を守り、もっと奥さんの気持ちを考えるべきであるがどうも何かが抜けていることが多いようだ。
そのことがよくわかるエピソードがある。
筆者の友人のとある女性が語ってくれたのだが、なんと新婚旅行に義母がついて来たというのだ!
そし て旦那さんはというと、母ちゃんがついてくるのには賛成で終始楽しそうにしていたらしい。
ロシア人男子諸君、どうか目を覚ましてくれ…。
6. 喧嘩の時はグサッとくる
ロシア人は無愛想だというのは、よく言われることだが、仲良くなると喜怒哀楽をはっきり表してくれる。何を考えているかはっきりわかるので、
これに慣れてくると、ロシア人とは男女ともに非常に付き合いやすい。しかし、日本人にはそれがきつく感じることも多々あり、
もうちょっとやんわり言ってくれてもいいんじゃないの?と言いたくなる。特に、喧嘩の時は、日本語で喧嘩するよりもロシア語のほうがイラッとくる。
喧嘩の時に使う言葉のロシア語の言い回しやイントネーションのせいなのかもしれな い。これはもはやロシア人男性の問題ではなく、
ロシア人全体あるいはロシア語そのものの問題であるが、ロシア人の恋人ができると、この問題は避けられないので、
何かとストレートに物を言われるのは覚悟しておいたほうがいいだろう。
それにしても、喧嘩の時に特によく思うのは、ロシア語の語彙や表現は本当に多いなということ。さすがбогатый русский язык(豊かなロシア語)。
悪口雑言の辞典が売っているのもうなずける。
7. 計画性がない、短気
これは男性よりはむしろ女性に関して言えることかもしれないが、ロシア人には気分屋が多い。その時の気持ちでコロコロと予定を変える。
一緒にいるとしばしば振り回されるため、そういうことに耐えるか、または受け流すようにしなければ疲れてしまう。
また、男女問わず時間にルーズな人も多いため注意が必要である。なぜこんな人たちが集まって国としてまとまっているのか、全くの謎である。
以上が、筆者が感じた「ロシア人男性と付き合わないほうがいい7つの理由」である。
もう一度断っておくが、必ずしも全てのロシア人男性に当てはまるわけではないので全てを鵜呑みにする必要はないが、「こういうこともあるんだな」と参考程度に思っていただければ幸いである。