カザフスタンの航空会社、Air Astanaの副操縦士がフライトのある一日を紹介している記事を見つけました。
飛行機の操縦士の一日はなかなか見れないと思います。
コックピットでもバンバン写真をとってくれています。
日本だとなんか問題になりそうな気もしますが、これは会社に許可とってやってるのかな?
それでは以下翻訳です。
空の一日
Один день в небе
どうも!Nurjanと申します。私はAir Astanaの757/767の副操縦士です。私の一日について紹介したいと思います。
今日はフランクフルトへ新しいBoeing-767で行くので早く起きなきゃ。
昨夜、妹に8時頃起こしてくれとお願いして、「一日」というプロジェクト(※様々な人が自分の一日を投稿するサイト)に参加したいと彼女に話した。起こしてくれたついでに写真も撮ってくれた。
窓の外は素敵な天気なので朝の体操に外に出た。仕事中は座りっぱなしだから体を保つ機会があれば必ず使う。
コックピットに向かっている怪しいヒゲもじゃの人を見たら、乗客はあまり喜ばないでしょう。
だからヒゲは剃ってしまおう。
朝ごはん終わり。テレビでニュースを見ながら植物に水をやる。一石二鳥でつまらなくないし効率がよい。
さて、仕事の準備の時間。ルートのチェックをする。
空には子供の頃から憧れていた。ずっと飛びたいと思っていたから迷わずにCivil Aviation大学に入学した。卒業が近づいてた頃、Air AstanaのAb-Initioという研修プログラムについて友達が教えてくれて、応募することにした。
しばらくしたらテストと面接を受けて、次の段階としてアムステルダムに行って幾つかの試験を受けた。もともと11人だったけど、3人になった。
一ヶ月後、アメリカへFlorida Institute of Technologyに勉強のため送られ、さらにBoeing-757/767の操作を習いにジョージア州へ送られた。
「無料航空ツール」という使いやすいアプリをダウンロードして、世界中の空港の情報を天気も含めて見ることができる。フランクフルト方向は天気がいいらしい。
出発前に “Trip Information” カードに記入しなければいけない。その便の情報を書き込むわけ。このカードに基づいて燃料を入れたり、重心を計算したりする。今回のBoeing-767-300の着陸質量は136077キロ。
宿題終わり。あとは着替えるだけ。
民間航空会社に務めているが、制服には軍隊の名残もある。制服を着るたびに、使命を見つけることができて幸せだと感じる。
一方、後ろにいる乗客とスタッフの命に対する責任感も感じるのである。
時計を合わせよう。出る時間だ。
国内線で1時間15分前、国際線で1時間半前にオフィスに着かなければいけない。
パスポートコントロールを通る時間が必要だから。
Air Astanaって書いてあるシルバー色のマイクロバスを見たことがあると思うけど、それはスタッフを運ぶバスなのだ。
だからシートベルトをしめる。待っている間暇つぶしに写真撮影。
オフィスに着いて、飛行の前にチェックインする。飛行が終わったらチェックアウトをする。
チェックインの時に、飛ぶ24時間以内にアルコールを飲んでいない、麻薬を使っていない、ちゃんと休んで必要な書類を持ってきた、などのことを確認される。
飛行の前に必ず血圧、脈拍、全体的な気分を医者に見てもらって、時々ランダムで血液の中にアルコールが入っていないかもチェックされる。
次に飛行機のところに行く。機長が外を見ている間、私はコックピットの準備をする。私の仕事場にようこそ!
チェックして、設定して、ルートを確定した。次は必要な書類を記入。この部屋にはたくさんのセンサー、画面、レバーがある。
何かを見落としたり間違ったりしないようにフライトクルー・オペレーション・マニュアルの通りにやる。
終わったらチェックリストで再確認。
飛行中、2人ともお互いの行動をちゃんと見なければいけない。安全のために飛行機のすべてのシステムが2回か3回重複されている。
高く上がった。山の景色を見せたかったが、スモッグでなにも見えない。
飛んでいる間機内見てみよう。
これはビジネス。うちの会社のこのような飛行機はこれで2台目。1台目は去年の12月に買った。だからまだ1年半しか経っていない。7月にもう1台入るはず。
もう一回チェックして準備してフランクフルトに向かう。
空の交通量が多い。何機かとすれ違ったので写真をとっておいた。
アスタナからフランクフルトまで5時間45分。ご飯を食べなきゃ。
まずは機長。
時々オートパイロットを使うので、酸素マスクの写真を撮る時間ができる。
パイロットの部屋のドアが防弾であること、皆さんもご存知でしょう?
ドアの外側にカメラがあって、どうなっているか確認できる。今はキャビンアテンダントが必要な書類を記入しているところを見ることができる。
飛行が終わりつつある。
降下の準備をしながら、着陸するとき二人の行動を話し合う。ふたりとも計画を厳しく守って、もう一人と行動を合わせなければいけない。
フランクフルト空港。一見大きくないが、実際はヨーロッパにおいてロンドンのヒースローとパリのシャルル・ド・ゴールに次で3位である。
アルマ・アタとアスタナからフランクフルトへ行く人が多いため毎日飛行をしている。
手続きが終わったらターミナルから出てバスのりばに行く。
クルー・ホテルまで送ってもらう。航空会社はできるだけ空港から近いホテルにスタッフを泊まらせる。休み時間を十分に取れて、渋滞に巻き込まれないように。
ホテルの部屋。
アルマ・アタとフランクフルトの時差は4時間。常に時間が変わること慣れているが、やっぱり休まなきゃ。規則によると少なくとも10時間休むべきである。飛行と飛行の間は少なくとも12時間。
同僚と朝ごはん。このあと少し休んでアルマ・アタ行きの飛行の準備をしなきゃ。
空港が大きいのに時刻表はかなりキツイ。自分の番を待っている。さ、家にかえるんだ!
残念ながら離陸と着陸の瞬間は撮れない。電気機器をすべてけさなければいけないから。
操作が Flight Data Recorderでレコードされている。また、パイロットと航空管制官とのやりとりもCockpit Voice Recorderで録音されている。「ブラックボックス」として知られているが、実際はオレンジ色。
機長を見せたかったが、彼は写真が嫌だと言っていた。でも帰りの時、晩御飯のことを聞きに来たフライトアテンダントがこっそり後ろから写真を撮ってくれた。
手続きを終わらせて、オフィスに戻って飛行を「閉める」。
あと一つやらなければいけないことがある。子供にAmateur flight simulationを見せるように頼まれた。
以上今回の飛行の話だった。ご清聴ありがとうございました。
Slon2000
面白い仕事だね。
自分の居場所をすぐ見つけて羨ましいわ。
頑張ってね。
gnarkill87
いい仕事だね =)
でも俺は自分の仕事のほうが好き。
justagamer
いいな、パラレルワールドで俺もパイロットになりたかった
sorvigolova
ソ連の子供の夢だ。
Antiamur
私は1枚目のシーツが好き。楽しそうな色。
仕事は・・
外から見ているとすごいけど、ちょっと怖いな。
私は乗客としてでも怖いもん。
Баловень
人生はこれからだね。いいね。
僕はもう操縦のこと忘れつつある。
なんか人生が早く過ぎてしまったな。
頑張って!
Бормовлей
なぜ俺はパイロットじゃないの?
R0mari0
>「無料航空ツール」という使いやすいアプリをダウンロードして・・・
iPad持ってきて!
Jeppesen Mobile FD を設定してあげる。
Jeppesen Mobile FD のほうがずっと使いやすい。
Wonka
飛行機ファンから感謝!
>R0mari0
同感。知り合いのパイロット、みんなそれを使っている。
ZloiNemoi
僕は結局パイロットになれなかった。
頑張ってね!
Igmarev
最高のしごとだ!
パイロットを始め、スタッフの皆さんをとても尊敬している。
Сноуден
離陸の数が着陸の数と同じでありますように。
UrmasTormas
あの~、フライトアテンダントの写真はどこですか?
Yakrevedko100
Air Astanaでモスクワからアクタウへ。
Amoled
>Yakrevedko100
枕は飛行機のものではなくて自分のだよね?
dan1980
客はどこだ?
ビジネスを誰も使わないの?
Amina2000
早くって起きなきゃって8時?
仕事も楽しそうだし、「早く」は8時だし・・
本当に羨ましい!
私は普通4時に起きるよ。
Один день в небе
yaplakal.com/forum2/topic845945.html