モスクワの地下鉄駅に置かれた犬の像にまつわる悲しい話

モスクワ・メトロのメンデレーエフスカや駅に置かれた一体の犬の像。

この像にまつわる話を紹介します。

 

以下翻訳です。

 

地下鉄で犬が暮らしている..

Живёт в метро собака..

 

 

 

マリチクの悲しい話

モスクワ地下鉄のメンデレーフスカヤ駅の改札の前にある小さな像の前を毎日数千人の乗客が通る…

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この像はモデルなった犬がいた。

駅の地下道で暮らしていた犬で、名前はマリチク。
売店の店員、地下鉄のスタッフ、乗客がマリチクのことをかわいがり餌をあげていた。
マリチクも人懐っこい犬だった。
2001年のある日、20歳のモデルユリアナ・ロマノヴァが、アメリカンスタッフォードシャー・テリアを連れて地下道に降りた。
犬同士で喧嘩がはじまった。
マリチクがテリアに吠えて戦い始めたと言われている。
そのため、ユリアナと売店の店員の間で口喧嘩が始まった。

店員がユリアナの犬を殴ったという話もある。
ユリアナは怒ってバッグからナイフを取り出しマリチクを刺し殺した。
近くにある本屋の店員が語る。

「犬はもう死んでいたのに、彼女は顔中怒りに満ち、興奮して刺し続けていた。お腹に、頭に、股などに。」

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もう一つの説によると、ユリアナはマリチクが最初から気に入らなかったから殺されたという。
動物の権利をのために戦っているイリーナ・オズヨルナヤさんという方は、
「ユリアナは前から狩りに出ようと思っており、予め的を選んでいた。」
と述べていた。イリーナは像を作るアイディアを出した人の一人である。

とにかくマリチクは助からなかった。
ユリアナは裁判で1年間精神病院で過ごすことが決定した。

像は2007年に寄付により作られた。
彫刻家はアレクサンドル・ツィガリ、アニメ作家のセルゲイ・ツィガリ、建築家のアンドレイ・ナリチとデザイナーのピョートル・ナリチも参加した。

製作者達は、「この像は生き物全体への尊敬の象徴、または残酷行為反対の象徴になるべきである。」と考えている。
台座には、「思いやり。のら犬に対して人道的な扱いに捧げる」と書かれている。

マリチクの死後、地下道ではルィジクとトシュカという2匹の犬が暮らし始めた。
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Kasupogatr
我々はまだ文明がすすんでいないね。
ユリアナのような人がいっぱいいる。
人間が犬を襲うなんて。

korfagen78
マリチクを見たことある。元気で明るい犬だった。
笑顔をひきだしてくれるような。
今、うちの両親のところにマリチクそっくりの犬がいるけど素敵な子だよ。

lhx
ポーズがいいね。
犬の考え方って、どうすればいいか分からない時は頭などをかくという。
なにかとても大事なことをしているふりをすればいい。

Ивиан
この事件について詳しく見てた。
地下道に野良犬がいるってのは問題ないとか、1匹目が殺されたあと、
別の2匹が同じところにいるってのも問題ないという人がいるかもしれないが
実際全然大丈夫ではない。
因みにマリチクを何回も見たことあるけど、全然おとなしくなかったよ。

sjeksons
俺は拾った犬を飼っている。
もし同じ事件現場にいたらどうしたんだろう。
きっと女を病院に運ばなきゃいけなくなったと思うんだ。

ходячий
おとなしくてもそうでなくても殺す必要ないじゃん。
代わりに違う犬が来るかも知れないし、もっと悪い犬かも知れない。
分からないの?

keinz
通る時にいつも撫でていた。
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Нимерия
keinz
私も撫でていたが、この間テレビ見ていたら、像がすり減っていると知った。
みんな撫でるから。像を駄目にしちゃっている。だから私はもう撫でない。

モスクワ・メトロのプロシャーチ・レヴォリューツィ駅ホームにある像。この犬の鼻に触れると幸運が訪れるという。

liosh
ユリアナ・ロマノヴァの顔が見たい。
だれか写真持ってる?興味ある。

XSHKIPERX
人間に対しても動物に対してもちゃんとした態度を取ることこそがノルマ。
そうじゃなきゃ、野良犬、野良猫、ホームレスをみんな殺せばいい?
邪魔だからといって。
俺は野良犬に襲われたことはないし、こっちからも襲わない。
犬を飼っていたし。

AlexZombie
ユリアナの写真を載せて。ちゃんと宣伝しておかないと。

 

 

starez69
このアホは今なにやっているの?

 

 

 

Живёт в метро собака…

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