ロシア人から見た日本の献血を紹介します

日本で献血をしたロシア人の記事を紹介します。以下翻訳です。

Донорство крови в Японии глазами иностранца
外国人の目から見た日本の献血

日本では献血してくださいと路上でも声をかけられるし、有名人のよるキャンペーンも行われているので献血に興味のある人は必ず一回は献血をすると思います。私はⅢ型(B型)。ヨーロッパ系の人にはあまりいない血液型なのでロシアで献血をするとすごく歓迎される。ロシアではB型が人口の10%だけど他の国ではもっと少ないらしい。B型はアジア系の血液型だと思われる。以前、国ごとの血液型の人数を調べたことがあるが、日本ではB型が30%もいることにびっくりした。

日本で献血活動をするのは日本赤十字社。献血できる場所は献血ルーム、小さな献血ルーム、または駅前や賑やかな所に来る献血バスだ。私はいつも献血ルームで献血をするのが都合が良かったので今日の取材も献血ルームについてです。

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献血センターでは現在の状況を示すポスターが張ってあり、どの血液が現在一番必要とされているのかが表示されている。こんな絵はモチベーションを上げてくれるよね。

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献血センターに来るたびいつも驚くのは献血する人がいつも多くいること。ロシアではドナーはお金がもらえるがそんなに来る人はいない。一番献血人気があるのは学生だ。私が学生の時、献血一回150ルーブル(約450円)もらえて、2日間授業を休める許可ももらえた。日本ではこんなことはない。

初めての献血時にはいろいろな書類を記入する。この段階で血液検査を受けたいという希望を出してもいい。その検査の結果は2~3週間後に記入した住所に届く。書類記入後ドナーカードが渡され、その裏には個人番号、名前、献血回数や献血できる時期が記入される。

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ロシアではこのような情報の入ったカードはなかった。医者にパスポートを見せたらコンピュータで情報が見つかる。

日本でドナーになれる条件は普通の条件ばかりだが、1つだけ変わった条件があった。1980~1996年の間に1ヶ月以上ヨーロッパに滞在した人は除かれる。それはクロイツフェルト・ヤコブ病のためだ。この条件によって自動的にヨーロッパ人は献血できないことになる。ロシアはこの国のリストに入っていない。

すべての書類を記入した後、テレビ、ネットが出来るパソコン、無料自動販売機が設置してある部屋で待機。そこにはアイスの冷蔵庫があって「お一人様一個でお願いします。」と書かれている。献血前に血管を大きくするために温かい飲み物をとったほうがいいと思うからアイスがある理由が理解できない。また、献血直後は寒気がするからアイスは食べたくないな。でも食べていた日本人がいた。

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その次にドナーは血圧測定を受け、少量の血液がヘモグロビンなどの検査のために採取される。ここで血液型の分からない人は血液型を調べられる。

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すべての指標が基準通りだったら献血のスタートだ。日本では200mlか400mlを選ぶことができる。血漿、血小板の成分献血もできる。

ここで日本とロシアの違いも出てくる。ロシアでは全血は2ヶ月に1回、女性は年に最大4回、男性は5回まで献血できる。しかし日本では次は4ヶ月後に献血できるようになる。びっくりした。男性は12週間後らしい。1年に男性は1200ml、女性は800mlを超えてはならない。

今回、献血歴8年目で初めての成分献血をすることにした。成分献血は体の状態が2~3日で元通りになると言われている。全血の場合は2~3週間かかる。

機械が動いてる時に看護婦さんと話をすることができた。ロシアではどうやって献血するのか興味があったみたい。また、成分を分割するプロセスはどうなってるのか、血漿や血小板は何に使われるのか、またその日に採取された血漿は薬になるなど色々と教えてくれた。

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すべてが終わった後、ドナーカードが返されてポイントカードをもらった。ポイントカードは2008年から導入され、ある程度ポイントが溜まったらプレゼントを貰える。でもプレゼントのために1200mlの血液を取られる人はいるのかな?

献血ルームではドナーを集めるために色々なキャンペーンが行われている。混雑を防ぐために平日の献血をすすめている。前回は木曜10時から13時までに献血した最初のお客さん30人はお茶とお菓子をただで貰えるというポスターを見た。今回は平日に来る人はデザート、手のマッサージ、タロット占いも受けられるということだった。左側にはドナーと人生のことについての俳句コンテストのポスターも見える。ロシアにはこんなのはないね。

Svidetel
我々ロシア人も同じじゃん。問診票、検査、後はテレビを見てもいいしお菓子と紅茶も楽しめる。献血後はチョコやワッフルのおみやげもらえるし。でも僕は特定の人のために献血をした。そうじゃないと多分お金もらうことになる。二日間の休暇許可証も。

kluv666
献血した時に映画のチケット、2日間の有給休暇(7~8000ルーブル(21~2400円))、そして良い事したっていい気持ちも感じれる。だからドナーになってよかった。

sumunona
すごい、高血圧でも献血できる?糖尿病の場合は?

CKAT
糖尿病の場合でも献血できるって条件あるよ。献血のメリットはいろいろな病気の検査してもらえるってこと。

Shakur
献血センターって幼稚園のような雰囲気だね。

VaffanculoCoprone
ロシアと似てるね。ただ、ロシアはテレビとか他のアミューズメントはないね。甘い紅茶とお菓子(ヨーグルト、チーズ、クッキー、チョコ)。あと、献血前の検査は血液の比重を調べるためだね。目の前で一人か二人、比重が基準より高くて断られたのを見た。ヘモグロビン検査もするかもしれないけどね。あと、他の病気も検査する。献血はいいよ!是非皆さん参加してください!

spider
若い時は他人のために献血してた。でもサングリス(会社の名前?)が血液を売買してると聞いて気持ち悪くてやめた。今は親戚とか知り合いのためにやってる。

negoziant2
ドイツもほぼ一緒。ドイツでは赤十字社が行うし、ドナーの血液の基本検査もする。大学病院では完全検査をする。(血液型、AIDS、肝炎2種類、梅毒、肝臓腎臓の指数)男性は60日間に1回。女性は90日間に1回。

Том
2日間の有給休暇、オレの会社もらえないんだよね。だから献血に行けない。前の会社で働いていたときは献血していたんだけどね。

КошкаШредингера
私の知ってる限り、糖尿病の人は献血してはいけない。凝血しないから献血後に出血する可能性がある。学校時代から年に2回くらい献血する。ここは性別によらず3ヶ月に1回できる。多くの場所に献血者が来るし、組織と契約してて平日会社に来ることもある。ドナーはすべての献血が記入されるカードを持っている。加えてドナーとその家族に血液が必要な場合、先に提供されるという保証がある。休暇ももらえなければちゃんとした食事ももらえないけどね。でも、食事してないって言えばクッキーとかもらえるけどね。

SharpXe
何かもらうのならいいけど、チョコのために献血してその後調子悪くなって苦労するのは嫌だな。特定の人(知らない人でも)が必要だというならば喜んでするけどね。

LordAndru
私は針が怖いからチョコのために献血はできないよ。

Донорство крови в Японии глазами иностранца
yaplakal.com/forum2/st/0/topic289763.html

モスクワで献血した場合をロシアの友人に聞きました。

男性は年に5回、女性は年に4回。1回につき150ルーブル(約450円)もらえ、学校や仕事は2日間休むことができる証明書をもらえる。生涯で40回献血を行うとさらなる特典。年10000ルーブル(約30000円)を毎年貰える。モスクワ市内のバスと地下鉄は全て無料。入れ歯も無料で作れる。国立病院で優先して診てもらえる。ガス代、お湯代が半額になる。

以上はモスクワでの話。地方によって異なるかも。ということです。

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