先日このような本を手に入れました。

『ウラジオストク 海辺の街』というタイトル。ソ連時代、1980年に発行されたウラジオストクを紹介する本です。
この本をめくっていると、一つの写真が目に飛び込んできました。

子どもたちがカニと仲よさげに手を繋いでる謎の写真…
かにとなかよく
写真には”спортивная гавань”とタイトルが付けられています。
直訳でスポーツハーバー、日本ではスポーツ湾などと呼ばれているウラジオストクの地名です。
なぜこの場所で茹で上がった真っ赤な巨大タラバガニ(たぶん)を子どもたちに持たせて写真を撮ったのか謎すぎるのですが、すごく印象に残るいい写真なのは間違いありません。
そしてなんと、同じシチュエーションで別の写真が存在することがわかりました。
別アングルからの写真と思いきや、よく見ると反転した写真のようです。なぜ反転させた?
他にもいろいろなところでこの写真は話題となっていたので、久しぶりにロシア人の反応を紹介したいと思います。
以下翻訳です。
Владивостокские мальчишки 70-х годов
70年代のウラジオストクの少年たち

OSM
へえ、茹でられたやつ持ってきたの?
それとも自分たちでバケツで茹でたの?
MiddleWare
5人のお友達
gelezo131
ああ、人生で一度でいいからカニを食べてみたい…
Lars575
マジか…、俺らは屋根裏で捕まえた鳩を食ってたのに…
mossvl
この写真の階段、どこだろう?
ちょっとピンとこない。
ナブカっぽい気がする。
※ナブカ・バルという店がGoogle mapにありました
でも、下にこんな茂みがあったっけ?覚えてない。
まあ、俺がそこをうろつき始めたのは70年代じゃなくて、
10年後の80年代からだから。
70年代はこんな感じだったのかもね。
Gess
>mossvl
まさにそこだよ。
あの茂みがあった場所にコンクリートの魚ができた。
長いこと考えて、ちょっと迷ったけど、
あんな感じで海に続く階段は他にないよね。
俺は70年代半ばからのウラジオのこと覚えてるよ。
広場に大きなテントがあったのも覚えてる。
Петрушевский
沿海地方関係の有名な写真集からの写真だね。
記憶が正しければ、写真家はЮ. Муравин。
当時、多くのものを撮影してた。
70年代から80年代にかけて公式に出版されたこのような写真集を、
少なくとも私は3冊見たことがあるよ。
Sergodin
この写真、たしかウラジオストクの写真集に載ってたやつだ。
ああ、愛する故郷、いつか絶対戻るよ。
新聞紙に包まれたタラバエビ、
スメタナで食べるホタテ…
そして、秋の美しさはどこにも負けない。
金色に輝く丘、爽やかな海の風。最高。
Dimonteus
>Sergodin
80年代に3回くらい「沿海地方」ってサナトリウム型のピオネールキャンプに行ったんだ。
1回は2シーズン連続でね。
俺たちもカニを捕まえて、ダーチャからパクったバケツで茹でてたよ。
それと、カニを捕りに潜ってたらなんか毒のあるクラゲに刺されて、
やけどみたいに全身傷だらけになったんだ。
俺も真ん中の子みたいなセーター持ってたよ。
もしかしたら、写真の後ろでバケツ持って追いかけてるやつは俺かもしれないな!
Владивостокские мальчишки 70-х годов
https://www.yaplakal.com/forum2/topic2395815.html
あと、密かに人気のカニ光線スタンプもよろしく!