やめられないとまらない!ソ連の「伝染病」、ひまわりの種

ロシア人はひまわりの種が大好きです。様々な場所で買うことができる手軽なおやつ。

外を歩くとひまわりの種の殻がいたるところに落ちています。

これはソ連時代からの事のようで、やめられないとまらないおやつの一つだったようです。

今日はソ連時代のひまわりの種についての記事を紹介します。

 

以下翻訳です。

 

ソ連の伝染病 —ひまわりの種

Зараза СССР — жареные семечки

 

 

ロシア人のひまわりへの愛着はよく知られている事である。ソ連時代はどこでも食べられていたし、ポケットには常にひまわりの種が入ってた。

現在はパックで売られているが、昔は重さで量り売りされていた。市場や道端にいるおばあちゃんなどから買っていた。


店で生のものを売っていたのでまずは煎る必要があった。買った種を洗って煎るのだが、各家庭により方法は違っていた。オーブンで焼いたりフライパンで焼いたり。塩を入れたり、油まで入れる人もいた。一番大事なのは焼き過ぎないこと。

 

今でも覚えている。おばあちゃんが一皿焼いて、みんなで種を食べながらテレビを見てた長い冬の夜。「手に仕事あってよろしい!」とおばあちゃんは言ってた。すごく美味しくてついつい手が伸びてしまう。

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店の他に道端にいるおばあちゃんからもどんな天気のときでも、いつでも買えた。そのおばあちゃんたちは生の種を買って煎って、原価よりも少し高く売っていた。ほんの僅かな収入になっていた。

バス停などに行くとそのおばあちゃんがいる。小銭を出して中・小から選ぶことができた。紙からできた筒に入れてもらう。受け取った瞬間に食べ始める。食べながらバスを待つ。

 

おばあちゃんたちが種を焼き、その中に足を突っ込んで温めているという噂があったが、それにもかかわらず種を買う人は減らなかった。

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市場でも種が買えた。ジプシーが売っていた気がする。大きな袋の中に種が入ってた。種自体も店の物より大きかった。煎った物も生の物もあった。好きなのを選べた。値段も違っていたけど。

 

夕方散歩に出かけるときも種を持ってでかけていた。一番害があったのは映画館と交通機関だった。学校でも反種運動が行われていた。

 

 

 

 

 

 

 

sashka
 90年代にひまわりの種のほかにタバコを一本ずつ売ってた。

 

 


Надежда
 伝染病って言いすぎなのでは?

 確かに昔からロシア人の大好物。

 昔は一日の仕事を終えてみんなで家の前に集まって種を食べながらうわさ話をしていた。

 話に夢中になって顎に種の殻のひげができたりして。

 今でも市場で売っているから、パックのものより市場で買うようにしている。大好き。
 昔のように、仕事と家事が終わって、種を焼いておいてテレビの前に座って、

 まだ温かいまま食べる。確かに伝染だね。

 美味しくて泊まることができなくなる。家族のみんなも集まる。

 

 

 

Мимино

 世界中でみんな食べていると思ってた。でも違った。

 今ヨーロッパで暮らしているが、誰も食べないんだね。

 僕はロシア食品の店で買っている。

 焼いてあるもの。

 やっぱりソ連の種のほうが美味しかったわ。

 

 


Макс
 そう、民族の知恵!

 ひまわりの種ってビタミンEがたくさん入っているから!

 

 

 

Олишна
知り合いがひまわりの種が大好きで、家に帰るとフライパン1つ分を焼いて、

 テレビの前に座って食べるけど、足元に水の入ったたらいを置いて、食べてた。

 何も考えずに下に捨てられるから最高!

 

 

 

Татьяна
私もドラマを見ながら種を食べるのが好きだった。

 週末に2時間ぐらい続いてた。

 

 


Инна
私は今でもハマっている。

 前歯に凹みができたくらい。

 種がないとテレビを見るのも面白く無いし。

 今はパソコンの前もテレビも種を食べながら。

 食べ過ぎるとよくないけど、なかなかやめられない((

 

 


Владислав
1941~44年にオデッサをルーマニアが占領してたとき、

 公式的な場で種の殻をかじって吐き出しながら食べるのを

 禁止する法律が出たけどだれも従わなかった。
ルーマニア人はひまわりの種を「ロシアチョコ」と呼んでいたらしい。

 

 


Анна
うちの家族は食べなかった。

 だから私は殻をむくのもあまり上手じゃない。

 一回だけ買ってもらったことあるけど、私が7歳のときだったかな、

 その時まで、バスなどの床に落ちているのみたことあったから

 その真似をして床に落として踏んでた。

 母に見つかったらすごく怒られて、それ以降買ってもらったことはなかった。

 

 


Галина
私にとってひまわりの種って麻薬みたい。

 時々家族にしまってくれるようにお願いすることもある。

 殻のついていないものも売っているけど、それは面白く無い。

 自分でむきたいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

Зараза СССР — жареные семечки

20th.su/2011/09/27/zaraza-sssr-zharenye-semechki/