ロシアのコンピューターおじいちゃんがすごい!80歳でOSの再設定、テザリング、新Operaの欠点も理解してる!!

PCを使いこなすお爺さん人に出会ったロシア人のお話です。

80歳にもなってここまでPCを使いこなしている人は世界にそう多くないはず。

 

 

それでは以下翻訳です。

 

 

熟練ユーザー

Опытный пользователь ПК

 

 

 

今日はVIPクライアントについてお話します。


僕はシステムアドミニストレーターです。また、知り合いに頼まれたりもする。「インターネットをUSBメモリにダウンロードして」、「映画をダウンロードして」、「シャットダウンを押したらパソコンがなぜか消える」等。

1年くらい前に知り合いから連絡があった。「あなたの家の近くに住んでいる人を手伝ってほしい」と。

そのクライアントは僕の知り合いを掲示板で見つけて助けを求めたが、僕の知り合いは住んでいるところが遠いから僕に回したわけだ。


「いいよ」と言って住宅街に行く。迎えに出たのはニコニコしたおじいさん。ついて来いと言っている。客はどこにいるんだろうと考えながらついて行く。

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ノートパソコンが置かれている部屋に入る。割といいもので、Lenovoのパソコンだ。中に何も入っていないWindows7。

ここでおじいさんは僕の中のユーザーのイメージを逆さまにした。

 

「こんなの持っているけど、最近重くて鈍くなったからWindowsをリセットした。そしたらネットが動かなくなった。説明書通りにやったのに。」

と言ってプロバイダーの説明書を僕に渡した。

 

僕はびっくりした。そして状況を明らかにするために質問し始めた。

 

さて、みなさん、紹介します。ユリー・ペトロヴィチ、79歳です。彼はパソコンの熟練したユーザーである。どうなっているのと聞いたらユリー・ペトロヴィチはこう言った。

 

「年金生活はつまらない。子供も孫も大人になったし。どうすればいい?ニュースをテレビで見るのも飽きた。年金をもらっているからそれを貯金しても意味ないと思ってパソコンを買った。何が入っているか気になるだろ。会社に頼んでネットもつなげた。それで普通に使っていた。これは一台で、もう一台はダーチャ(郊外の別荘)にある。ダーチャに行くときにテレビドラマをダウンロードしてUSBに入れて向こうで見ている。でも最近は重くて遅くなった。Windowsを再設定をどうすればいいか説明書を読んで、ディスクを買って再設定した。でもネットにつながらない。」と語る。

 

調べてみたら何も壊れていなかったけど、ネット設定で自分のIPアドレスを打たなければいけなかった。説明書にデフォルトの«192.168.0.1»が書いてあって彼はそれを打ちこんでいたわけだ。

 

サービスに電話して彼のIPアドレスを聞いてネットをつなげた。おじいさんはすぐパソコンの前に座って、「ドラマ」と検索してお気に入りブックマークを作り始めた。孫と話できるようにSkypeも設定してほしいと言われた。ユーザーネームとパスワードはすでに持っているとのこと。登録したけどダウンロードが上手くいかない。まだショックから立ち直っていない僕は彼の資格などについて尋ねた。

 

「難しいことなにもないだろ。グーグルもあるし。欲しいものを打ち込むだけ。例えば、「無料ソフト」で検索。何があるか出てくるだろ?あれこれ設定してみる。分らなかったらネットで見ればいい。書いてあるから。打つのは遅いけどね、まだ慣れない。」

 

なぜ画面保護シールを外さない?と聞いたら、

 

「妻のため。パソコンで話していると時々つばが飛んでしまうから。シールがついていれば画面もきれいだろ?」

 

あと、マウスはなぜ左側にある?

 

「右は机の端っこで不便。だからマウスを左において使っていたら慣れちゃった。息子がテレビを買ってくれた。僕はケーブルを買ってきてパソコンにつないだ。夜に映画を見るとき使う。」

 

彼の設定して欲しいものを設定して自分の連絡先を残して、さよならと言いまだショックのまま帰った。

 

5月9日(ロシアの戦勝記念日)にお祝いのあいさつしたかったが電話番号をなくした。そして1年ちょっと経った、今日、彼から電話があった。また同じ問題。ネットプロバイダーに電話しても解決できない。明日ダーチャに行くからできれば今日中やってほしいとのこと。

 

また行ってみたら、机に二枚の板の上にノートパソコンが置いてある。熱がこもらないように。今回はHPだった。Lenovoはもう古いと判断したらしく、それを売ってHPを買った。

 

「ネットでこのモデルを検索したら良い物だと書いてあった。高くもないと書かれていたが、本当に高くなかった。買うときに店の人と議論をした。その人は、パソコンを消すためにスタートに入って消すと言ってたが、そうじゃなくてボタンを押せばいいんだとわしは言った。すると彼は、いや、そうするとスリープするだけと言った。わしは、それをコントロールパネルで設定できるんだよ、お前より知ってるって事になるかな。と、わしは言ったわけさ。」

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あと、アンドロイドのスマホも買っていた。

 

「ちょっと買ってみた。前はLenovoのスマホを使ってたが大きすぎて・・。そっちの方がクアッドコアで、新しいやつはデュアルコアだけど、あまり変わらない。両方速い。テザリングでPCでネットしたけど遅かった。天気予報さえ開けない。スマホでは見られるのにな。」

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今回はドライバーの問題だった。僕は無線マウスを持ってきて使ってたが、ユリー・ペトロヴィチはそれに興味津々だった。

 

「同じのを買わなくては。線が多くていやだ。WiFiって線のないやつもあるらしいな。ダーチャから戻ったら買おう。」

 


ートを僕の家にもって帰って公式ソフトをダウンロードして設定してまた戻りますと提案したら、それじゃ、車で送るよとユリー・ペトロヴィチは言ってくれた。

 

車からの眺め。

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ハンドルを握ると飛行士に似ている。真剣で注意深い。曲がるときに変なサイレンみたいな音が鳴った。

 

「曲がったらウインカーを消すの忘れてしまうからこれを取り付けたんだ。これなら音がうるさくて忘れない。」

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着いた。ユリー爺さんは忘れ物をして車の方に走って戻る。資料を忘れたって。

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僕の家で必要なものをダウンロードして設定した。ユリー・ペトロヴィチは、

 

「カーソルを黒くて大きいものに設定してくれ、リストの下から三番目の。白いのは見づらい。」

 

と頼んだ。

帰りに彼にお土産を持たせた。無線マウス、LANケーブル、ヘッドホン。写真のは彼の使ってたもの。ソ連時代の。WiFiルーターもあげる約束をした。彼は断わったりお金を出すと言ってあけど、僕はだめだといった。
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ポロロンのヘッドホン。

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記念写真。
何を言いたいかというと、みなさん、この人は80歳になっても新しいことを勉強をしようという心を失っていない。僕の知り合いよりもパソコンに詳しくて、まだまだ勉強し続けている。前よりキーを打つのが速くなった。ブックマークのリストとお気に入りのセキュリティソフトをもっている。Operaの新しいバージョンに欠点があるとすでに気づいている。Androidの勉強も始めている。
僕は僕と同じ年の人に「インターネットをUSBにダウンロードして」と頼まれたとき、どういう気持ちなのかわかりますか?

こんなユーザーがいるなんてすごいと思う。尊敬している。ユリー・ペトロヴィチ、もっと進化して僕にいろいろな質問をしてください!健康でありますように。

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Noiro
おじいちゃんすごい!

 僕はお年寄りのためのパソコン教室をやってたときに生徒に言っていた。

 「挑戦を怖がらないで!何をしても金属のほうが壊れないだろうし、

 ソフトは再インストールできる。」

 

 


Стемм
ロシアはいつの時代もこういう人たくさんいるね。器用で頭がよくて明るい人。

 

 

 

Nemotec(スレ主)
Стемм
僕はキエフに住んでいるけどね。

  だからロシアというよりすべてのスラブ民族に当てはまると思う。


 


Dimon3103

とてもいい話だ。おじいさんも頑張っているし、あなたもいい人だ。誇りに思うわ。

 

 


Изменчивая
おじいちゃんやるね!

 きっとそういう技術的な教育を受けたんだろうね。

 私の母も70歳だけど、普通にパソコンとタブレットを使っている。

 だから30~45歳の同僚の女性に、

 「インターネットをUSBにダウンロードして」

 と言われるといらいらする。

 みんなSNS持っているのに。

 

 PS 私は幼稚園で働いていてパソコンが専門ではない。

 

 


bananasplit
ユリー・ペトロヴィチがんばっているね!

 ひとつだけ不思議なのは、なんでこのサイトにまだ登録していないの?

 

 


VaffanculoCoprone
拍手!!

 俺のお袋も67歳で自信もってパソコンを使っている。

 Windowasは自分で設定できないけど。
この間Windows7に変えて苦労しながら慣れている。

 

 


Lerusa
ここに早く登録しようよ。

 

 


MarkGray
人が分らないのは知らないからではなく、知ろうとしないから。

 

 


Лехажги
いい記事だね。あなたもいい人だ。

 

 


nicc0ll0
うちの母もできるよ。61歳。

 どうすればいいか一回教えたらもう質問はなかった。

 まあ、メールアドレス作ったときは説明に4時間くらいかかったけど。

 死ぬかと思った。

 今はもう自分でできるようになった。新しいなにかが出てきたら聞くくらい。

 

 


CloudKeeper
いいね!こういうクライアントって働きやすいね。

 

 


Максай
二人のいい人についていい話だわ。

 

 


Derax
著者いい人だね。お年寄りへの尊重と心遣いが素晴らしい。
ユリー・ペトロヴィチは目が若くて好奇心いっぱいだ。

 

 


gypopo
こういうお年寄りもいる。

 うちのおばあさんにそういう彼氏ができた。72歳。

 その彼氏が液晶TV、パソコン、プリンター、スキャナーを持ってきて、

 屋根にテレビやネットのアンテナを設置して、

 畑に自動水やりシステムを作って、などなど。

 モスクワの親戚とSkypeで話している。

 料理関係のサイトを見たりしている。

 その人は一生活発だったから年をとっても植物にならなかった。

 

 

 

 

 

Опытный пользователь ПК

yaplakal.com/forum2/topic817509.html

 

 

 

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