樽の中の伝説的な飲み物、ソ連のクワス

ロシアの伝統的な飲み物、クワスをご存知でしょうか?
黒パンを発酵させて作る微炭酸飲料で、アルコールもほんの少しだけ含まれています。
ロシア人はこの飲み物が大好きで、特に暑い夏にはクワスがたくさん飲まれます。
ソ連時代は街角でおばちゃんがタンクから直接お客さんに販売していました。
今でもこれは夏になると見かけますが、現在はペットボトルなどに入ったものがスーパーで売られています。

このソ連時代のタンクのクワスがロシアの掲示板で話題になっていたので紹介したいと思います。

以下翻訳です。

ソ連のクワス。樽の中の伝説的な飲み物

Советский квас – легендарный напиток из бочки
 
 
 
クワスはユニークな飲み物だ。我々の祖先はこれを薬のように考えていた。
アレクサンドル・ヴァシリエヴィチ・スヴォーロフは、全ての病気を治す一番いい薬はバーニャ(※ロシア式サウナ)とバーニャ後のクワスとしていた。
なので、スイスの戦争のあと、南へ行きミネラル水で元気を取り戻すように勧められるとスヴォーロフは、
「ミネラル水などは金持ちや詐欺師などのようなものようだ。私は本当に病気なので私に必要なのは祈りと田舎の家とバーニャとクワスとカーシャ(※粥)だ。」
と言ったそうだ。
 
 
 
クワスの歴史はさておき、このソ連時代の樽のクワスを思い出したい。皆さんもきっと子供の頃を思い出すにちがいない。
 
 
 
クワスの入れ物はビールのコップ。
値段も皆さん覚えていることでしょう。大きな方は6コペイカで、小さい方は3コペイカ
 
まあ、小さいビールジョッキはあまり見たことがない。普通は3コペイカでこのグラスに入れてもらっていた。
 
多くの人はクワスをこんな入れ物に入れて持ち帰っていた。
 
入れてくれたのは白い制服(色は白が理想的) のおばあちゃん
 
彼女のそばには入れ物を洗う機械が置いてあり、その上にグラスを置き、レバーを引くと水が噴水のように吹き出し洗浄してくれる。
 
テーブルの上にお釣りの小銭を入れたお皿がおいてあった。札は白衣のポケットに入っていた。
 
樽へ列が並ぶこともしばしばあって、並びながら主婦たちはオクローシカ(※クワスから作る微炭酸の冷製スープ)のレシピについて話したりした。
 
子どもたちも甘いクワスを飲みながら自分達の会話を楽しんでいた。
 
男性もいっぱい飲んでいた。
 
でもやっぱり、近くにおいてあったビールの樽のほうを好んでいたかもしれない。
 
クワスの入った黄色い樽は今でもモスクワに現れるが味は全然違う。でもやっぱり今でもクワスは大好きな飲み物の一つである。私は自分でライ麦パンから作っている。
 
 
 
Кроккус
クワスはとてもいい飲み物だよ。
水で薄めなければね。
 
 
 
Robot2103
ああ、列に並びたいな…
 
 
 
Бобося
おれは、ゲレンジークで一回飲んだよ。
腎臓も出そうになったほどトイレにいってたわ。
 
 
 
Хогбен
都市伝説があったね。
樽の中にミミズが入っていて、暑い時にクワスを冷やしてくれるという噂。
 
 
 
ZmeyUA
いまでも当時の味を覚えている…
 
 
 
Alivmak
周りに蜂いっぱい飛んでたよね…
 
 
 
starkoff
俺はパッケージのを買っているけど、悪くないよ。
 
 
 
MortiferM
子供の頃を思い出した。
あのクワスは最高だった。
ビールも覚えている。
今の生ビールよりも美味しかった気がする。
 
 
 
Maipenrai
味を深くするために樽に死体を入れてたとかいう噂も…
 
 
 
атмосферно
覚えている。ぬるくて、コップが汚かった。
あと、樽は穴が開いていて、
少しずつアスファルトに垂れて臭い水溜まりになってた。
 
 
 
автандил
クワスを売っている人は死んだあと、木陰に行く
 
 
 
Kotelev
こっちは今でも同じ樽で売ってるよ。
ただ、グラスは使い捨て。
それ以外は全部同じだ。樽も、蜂も 🙂

 
 
 
ra9988f
当時、一回だけ樽の中を見ちゃった。
樽の中の壁に3センチ位のなぞのにょろにょろの粘液がついていて、
中に虫が動いていた。
よくそれを飲んでいてお腹壊さなかったね。
あの虫はひょっとしたら乳酸菌かなにかだったのかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
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