ロシア料理に欠かせないものといえばスープです。
ボルシチをはじめ様々なスープがロシア料理にはあります。
今回はボルシチを除いたロシアを代表する6つのスープを紹介します。
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以下翻訳です。
6つのロシアの国民的スープ
6 традиционных супов русской национальной кухни
ロシア料理が生まれたのは、いろいろな国からいろいろな食材が輸入されたおかげだということが広く知られている。
そしてロシア人の主婦と貴族のコックの努力のお陰で、ロシア人だれでも子供のころから愛しているスープが生まれた。
Солянка
サリャーンカ
外国人観光客の間で冗談めいたルールが人気である。
ロシアで飢えて死なないために知っておかなければいけないロシア語は1つだけ。
それは「サリャーンカ」である。
数百年前、ロシアにまだトマトすらなかった時代、このスープをウオッカのおつまみとして作っていた。
必ず必要な材料は、脂っこい肉、自分の畑の野菜、きゅうりの塩漬けの汁。
このスープは油っこかったので、酔いを防ぐ効果と満腹感をもたらす効果がある。
しかし、貴族の食事に出てこなかった。
だから最初の呼び方は「Selianka」、田舎という意味である。
現在、Sbornaya Solyankaという慣用句が広く使われており、食べ物の世界のみならずいろいろなところで使われている。
意味は、「中に様々なものが入っている」
レシピ
牛肉:400グラム
ソーセージ:4本
ゆでソーセージ:200グラム
きゅうりの塩漬け:3本
ベーコン:200グラム
玉ねぎ:1個
パセリ、オリーブ、トマトペースト
牛肉でブイヨンを作って、肉、ソーセージ、ベーコン玉ねぎ、パセリを割りと小さく切って10分煮る。
できたら、ブイヨンの中に入れて更に10分。
そしてオリーブを加えて沸騰させる。
Рассольник
塩漬けキュウリのスープ
サリャーンカと同じようにこのスープも古代ロシアに作られた最初のスープの一つで、17世紀にはすでに作られていた。
材料はほぼ100%きゅうりの塩漬けの汁、そしてきゅうりの塩漬け。
だからこの名前がついた。(※РассольникのРассолはキュウリの塩漬けの意味)
そのほかに穀物と人参が入っている。
極めて一般的なものなので、一般農民の食事によく出ていた。
ちなみに、サリャーンカと同じようにアルコールのおつまみに、または二日酔い対策に最高だった。
レシピ
牛肉:300グラム
穀物:150グラム
じゃがいも:2個
玉ねぎ:1個
人参:1本
きゅうりの塩漬け:3本
バジル、胡椒、にんにく
牛肉のブイヨンを作る。
玉ねぎ、にんにく、人参を細かく切って炒める。
穀物を茹でる。じゃがいもを細かく切って炒めた玉ねぎ、穀物と一緒にブリオンに入れる。
完成まで10分になったらきゅうりとハーブを入れる。
Уха
ウハー
このスープの名前「ウハー」は長い間、単に「スープ」という意味だった。
野菜のウハー、肉のウハー、魚のウハーという感じで使われていた。
しかし、時間が経つと他のスープにそれぞれ名前が出てき、新鮮な魚から作るスープのみがウハーと呼ばれるようになった。
面白いことに、バルト三国の料理では同じ語幹の言葉が牛肉のスープという意味になっている。
ロシアのウハーは割りと作りやすくて、材料が3つしかない。
魚、人参、じゃがいもだけ。
しかし時間もかかるし、鍋も特別である。
ウハーを作れるのは酸化しない鍋のみで、アルミ製や鋳鉄はだめ。
もう一つの特徴は新鮮な魚。
しかも魚はなんでもいいというわけではない。
一番よく使われるのは、鯉、ヨーロッピアンパーチ、フナ、パイクパーチ。
蓋をしないで作ったほうが美味しい。
レシピ
タイセイヨウサケ:400グラム
じゃがいも:500グラム
玉ねぎ:150グラム
人参:200グラム
トマトペースト:大さじ3
にんにく、ローリエ、塩コショウ、ハーブ
魚とじゃがいもを小さく切って沸騰したお湯に入れて25分間茹でる。
玉ねぎと人参にトマトペーストを加えて炒める。
炒めたらそれをスープに入れて、更にゆでハーブを入れて出来上がり。
Окрошка
アクローシュカ
ゆでなくていい唯一のロシアスープ。
もともと夏の食べ物である。
蕪と玉ねぎを細かく切ってクワス(※黒パンを発酵させた微炭酸飲料)と一緒に出す食べ物だった(スープではなくて)。
クワスを野菜に入れる発想は後から出てきたものである。
そのときに具も増えて、肉や他の野菜も加わった。
ちなみに、じゃがいもを入れるようになったのは19世紀。
現在、クワスの他にケフィール(ケフィア)も入れるし、魚も入れることがある。
意外とケフィールにあう。
レシピ
クワス:1.5リットル
じゃがいも:500グラム
ソーセージ:300グラム
卵:3個
蕪:200グラム
きゅうり:300グラム
サワークリム:500グラム
ハーブ、塩
じゃがいもをゆでて切って、ソーセージ、ゆでたまご、カブ、きゅうり、ハーブも切る。
それらを混ぜあわせて塩コショウをいれ、お皿に移しクワスを注いでサワークリムで飾り付ける。
Грибной суп
きのこのスープ
このスープはキノコ狩りが始まってから知られるようになり、すぐ人気になった。
断食の時期には最高にいいスープ。
きのこは肉の代わりになり得るほど栄養豊富で味もとてもよい。
他の材料は、穀物、じゃがいも、人参。
とても作りやすいし、きのこは何でもいい(毒キノコ以外)。
今は外国から来たキノコのスープも増えている。
中でも、フランスから来たクリームスープ。
クリームスープを作るときはフードプロセッサーですべてクリーム状にして生クリームを混ぜる。
ちなみに、きのこのクリームスープにはエビがよくあう。
レシピ
きのこ:250グラム
じゃがいも:2個
水1.5:リットル
玉ねぎ:1個
オリーブオイル:大さじ1.5
人参:1本
塩コショウ、ハーブ
きのこを鍋に入れて、塩をふって水をくわえる。
沸騰させて中火にして蓋をして30分ゆでる。
玉ねぎと人参を細かく切って弱火で炒める。
きのこに火が通ったら取り出して切る。
鍋にじゃがいもを入れて、きのこは玉ねぎと一緒に10分炒める。
じゃがいもが柔らかくなったらきのこを加える。
塩コショウ入れて更に10分弱火で。最後にハーブを入れる。
Щи
シー
この極めて短い名前のスープはロシア料理の源だと言っていいくらいのもので、9世紀に現れた。
ビザンチンから輸入されたキャベツと同時に作られたわけである。
そのネーミングにはいくつかの説がある。
一つは、古代ロシアの”съто” (シト【食べ物】)という単語からできた名前。
もうひとつは、材料であるщавель(スイバ)からきた名前。
外個人にとって非常に発音しづらいスープである。
シーは発明された頃から非常に人気であり、一般農民と貴族を平等にしていた。
両者とも作っていたからだ。
材料はもちろん多少違っていたが。
貴族のバージョンはザワークラウト、肉の大きな塊、たくさんの野菜で作られていた。
一般人のものは新鮮なキャベツと畑にあるもので作っていた。
あとから出来たボルシチという名前はShiプラスBURYAK(ビーツ)から名付けられた。
つまり、ボルシチというのはビーツの入ったシーなのである。
レシピ
じゃがいも:4個
キャベツ:1.5キロ
玉ねぎ:2個
トマト:4個
人参:2本
サワークリーム:100グラム
油:大さじ3
ローリエ、塩コショウ
お湯を沸かして、塩を入れて中火にする。
キャベツのみじん切り、細かく切ったじゃがいもを入れる。
玉ねぎと人参を油で炒める。
トマトも入れて数分炒めて、そしてスープに移す。
ローリエを入れ塩コショウで味を整える。
出すときにサワークリムで飾る。
LEXXHAN
O-baby!
おーくろしか!
※ロシア語でKroshkaは英語のBabyと同じような意味
kukish1
なにしてくれるんだ!
お昼はまだまだだよ!
piston
>kukish1
俺の場合は、明日だ。
Mutel
>kukish1
俺はもう仕事終わり。
彼女のところに行く。
記事のうちのどれか作ってもらう。
エッチと引き換えに。
laf75
古代ロシアではカーシャ(※おかゆ)が大事にされていた。
俺はお腹空いていなくて良かった。
mariash
バランダってのも残念ながらあるよ。
※バランだとはとても水っぽくてまずいスープのこと。刑務所での食事のイメージが強い。
водомоторник
ボルシチは???
Оружейник
すごいタイミングだ。
俺はウハーを食べながら見ているよ。
mariash
シーとカーシャは我々のご飯だ。
lakrost
アクローシュカを食べたくてどうしようもない。
週末に絶対に作る!
Strangerr
>ロシアにまだトマトすらなかった時代、このスープをウオッカのおつまみとして作っていた。
いい記事だ。
でもこの文章だけだめだね。
ロシア人=酔っぱらいと思っているの?
CLASSIK1982
>新鮮な魚から作るスープのみがウハーと呼ばれるようになった。
賛成できない。鍋にウオッカ100グラムを入れなきゃウハーにならなくてただの魚のスープ。
釣りをする人ならだれでもそう言うよ。
ALEXASSS
よだれが出た!
smit28
シーとボルシチは力だ!!
ホロデーツだってとても美味しい!!!
※ホロデーツ:ゼリー寄せ
главарь
腹減った。
この記事書いたやつ、俺のキーボードを買ってこい、
今使ってるのはよだれまみれだ。
АзмъестьЯ
ピースのスープ忘れられている。なぜだ。
yaplakal.com/forum2/topic1061488.html