トラムヴァーイという路面電車がロシアの街のあちこちで走っています。
走ってる姿はこんな感じ。
※Google画像検索:трамвай Москва
このトラムヴァーイの新型車両の発表が先日行われたらしく、その記事を紹介したいと思います。
実際に乗れるようになるのは2017年頃、ワールドカップに合わせて配備されていくそうです。
以下翻訳です。
ロシアの新しいトラムヴァーイ
Новый русский трамвай
明日エカテリンブルクの車両工場が新トラムヴァーイRUSSIA ONEを発表するが、今日、会場に入らせてもらい誰よりも早く見せてもらった。
本当にMade in Russiaのもので、デザインも生産もロシアである。輸入のものはドアと連結部のアコーディオン。
見た目はかっこいい。
実際に量産されるものがこの展示物と変わらないのであれば、恥ずかしいと思わない初めてのロシア産トラムヴァーイとなる。トラムヴァーイの線を排除した町が後悔するに違いない。
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これは模型ではなく本物である。つまり、今すぐ路線に置いても大丈夫。このシリーズのものが秋にできるらしい。そこから実験をして、来年の頭ごろには使えるようになる。業社は、この状態から変化があるとしても1割以下と主張している。
きれいなトラムヴァーイができた。本体はすべすべでグラスウールボードからできている。
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接目はほとんど見えない。必要に応じて簡単にはずしたり交換したりできる。
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生産は2種類でする予定らしい。どっちの端も頭になりうるものと、片方だけの普通のものである。両方が頭になっているかどうかによって、座席の数が変わる。頭が一つだけだったらその分座席が増える。それに後ろの方に荷物、ベビーカー、自転車用のスペースも設ける。頭が2つの方もそういうスペースを作るが、たくさんはできないという。それにしても車内がかなり広い。
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街の中、例えば雨の後とか、どのようになるのかちょっと分からない。そして、どうやって洗うのかも。
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シャーシが現在の71-409モデルのものと同じだが、それをもう少し小さめのものに代える予定らしい。そうすれば座席の間をもっと広くできる。
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大きな特徴としては、小さいカーブ(R16m)でも曲がれるということである。現在のはできなかった。R1のベースが71-409より1.5メートル短い。
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デザイナーのAleksei Maslov(右)とコンストラクタ(トラムヴァーイの中。名前は覚えていない)
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ライトがかっこいい。
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大きくて明るくて光り方もいろいろ。
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接目、細かい所等は品質の高い車と同じレベル。
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鏡として使える。
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中。座席が少ないのは欠点。その理由は古い形のシャーシのせいで段差をなくせないからである。
全部で座席が28あるけど、非常に少ない。
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照明は発光ダイオードで、時間帯によって雰囲気をかえることができる。音楽も変えることができる。専用のメロディをこれから作るみたい。朝は元気なメロディで夜は落ち着いたもの。
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座席が最高。ファーストクラストラムヴァーイ。アメリカ人もきっと好きになる。ドリンクホルダーを作っておけばね。
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地下鉄に似ている。
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今の座席の生地は特別なもので高いらしい。これを変える予定だけど、安くてもダサい柄の生地を使わないとデザイナーは言っている。
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中も外と同様にとてもよく出来ている。それを量産するようになったらこの品質が残るかどうか。
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床には丈夫なリノリウム。
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木材の部分は合板からできていて上に落書きしたり壊したりなどできないように積層材がついている。手すりにも注目したい。軽いアルミニウムからできていて上から殺菌用の銅でコーティングされている。
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エカテリンブルクの有名なトラムヴァーイの運転手はここに住み込みたいと言っていた。
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ドア
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デザイナーが緊張しながら窓を洗っている。
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要求に応じてドアを開閉させる。ドアの動きは滑らかで音もしない。乗客を挟んだり引きずったりできないように三つのシステムができている。
先ずは、ドアにセンサーがついていて、人がいればドアが閉まらない。
2つ目は、ドアは負荷に敏感で、閉まりそうなドアを少し抑えればすぐ反応してまた開く。
3つ目は、ドアがピッタリ閉まっていなければ、車両が出発出来ないようにできているという。
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ほとんど全てがロシア産で、外国のものはドアの機械と連結部のアコーディオン部分。将来的にそれもできるだけ使わないようにしたいらしい。
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踏み台はアルミニウム製。
ブレーキがかかるときに出るエネルギーを使い、踏み台を温めるシステムを作ろうと思う。と技師が言っていた。要するに、トラムヴァーイが止まるとき、出てくる電気の一部が暖房の方にいくという流れ。冬の時に踏み台が凍ったり雪が積もったりして危ないからとてもありがたい仕組みである。
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天井にエアコンとスピーカー用の穴がある。それぞれ独立した設計。全てがユニーク。
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手すり
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運転席がすごい。180度の眺め。下もかなり見える。この方が安全。なぜかというと、今まで歩行者が前を通り、運転席から見えなくて轢かれた事故があるから。
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席には人工セーム革を使用。高級車の運転手気分を味わえる。
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新しいトラムヴァーイの建造者。
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ダッシュボードはまだ完成していない。最後の準備。
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運転手がアイフォンを充電できるようにUSBがある。
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非常停止ボタンもこの車両のために開発した。
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ミラーの代わりにカメラがあって運転手の前の画面に映像がうつる。平らな映像だから距離感がなく、また角度を変えられないから不便だとトラムヴァーイの運転手が言ってた。実際に作るときにはおそらく普通のミラーに変えるであろう。
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作った人たちは冗談でこのトラムヴァーイを「路線のアイフォン」と呼んでいる。
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Uraltranmashという工場で作る予定である。
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最後の準備。
一番優れたところは、50kmまでバッテリーで走れるので郊外電車としても使える。
いくらするのか?
正確な数字は出ていないが、100万ユーロくらいらしい。今、モスクワを走っているトラムヴァーイは200万ユーロだ。つまり、最新機能搭載のトラムヴァーイは倍安い。それはいいことだ。
もう一つのメリットは、リースで買えること。
このトラムヴァーイは先ずはエカテリンブルク、そしてオムスクで使うという。その後はモスクワで、さらに全世界に広げる予定。
いつ出てくるか?
2017年までに作ると工場の関係者が言っている。ワールドカップにむけて各地の町が交通システムを直したときが登場の時だ。
Новый русский трамвай
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