アエロフロートの特別機内食「ロシア料理」を頼んだら微妙すぎた

全国に散らばる5人位のおそロシ庵ファンから「アエロフロートの特別機内食をレビューしてほしい!」とリプをもらいましたんで少し紹介してみようと思います。
まず、日本からモスクワへの直行便はJALとアエロフロートの2社しか飛ばしておりません。
アエロフロートは言わずとしれたロシアを代表する航空会社。ヨーロッパ方面へ行くには直行便より安いと、モスクワ経由でヨーロッパの主要都市へ旅立つ方がたくさん使用しています。
なのでモスクワへ行くならJALよりアエロフロートのほうが安いと思ってる方が多いのですが、意外や意外、モスクワへ行くだけならJALのほうが安いことが多いです。
なぜならば先程書いたように、ヨーロッパ方面への乗り継ぎで使う人たちが大量にいるため、めちゃくちゃ混むんです。モスクワ到着後、あれだけ機内に日本人がいたのにパスポートコントロールで並ぶ日本人がほんの数名ってことがざらにあります。
特に夏は成田発のアエロフロートがものすごく混んでいて値段も高いため、ここ最近はJALばかりに乗っていました。
2月の大陸とラベルさんとのコラボツアーで久々にアエロフロートに乗ったので今回はそのときの機内食の紹介です。

最初は行きの機内食。行きはみんなと同じ標準の機内食です。

離陸後、まずは飲み物が配られその後に配食です。他の飛行機と同じですね。
ちなみに飲み物の中はモルスというベリーで作られたロシア伝統のジュースもあります。だいたい乗務員さん(ロシア人しかいなかった)は日本人には英語で、「飲み物何がいい?オレンジジュース、アップルジュース、トマトジュース…」と紹介していくのでわからないかもですが、ロシア人には「オレンジ、アップル、モルス…」みたいにモルスをセリフに組み込んできます。
前のロシア人客への会話を聞き、モルスがあることがわかり、自分の番が来たら力強く言いましょう。「モルス!」と。
飲み物が終わるとようやく食事。たしかこのときはチキンと魚から選べて魚を選びました。
配られた状態
エビピラフとサバ(だったかな?)にたけのこと人参が添えられて醤油ベースのタレで味付けがしてあるやつ。
寿司と白身さかなのカルパッチョ。
うーん…ピラフと寿司で米とエビがダブってしまった
デザートのケーキ
味は普通の機内食。特別まずくもなければ特別美味しくもない。そんな感じです。
食いながら見てたボヘミアン・ラプソディのワンシーン。サモワールでロシアをアピールしてました。さすがアエロフロート。
食後しばらくすると、お菓子どうですか?と色々なお菓子を配っていたのでこれをゲット。
スニッカーズ的なチョコバー。「あけましておめでとう」と書かれています。乗ったのは2月…。
ちなみにロシアの正月に登場するサンタみたいなのは、マロースじいさんというクロースとは似て非なるもの。トナカイのそりには乗らずに、3頭の馬が曳くそり、トロイカに乗ります。しかしこのイラストはトナカイにそりを曳かせてるので、もう何がなんだか…
そして着陸前の2食目。
パスタ。またエビ…
サラダ
日本でもおなじみのチョコ、トブラローネ。
ロシアではなくスイスのブランド。
味は1食目と同じく、可もなく不可もなく。
さあようやく本題の帰国時の機内食。
飛行機には様々なお客さんが乗るため、標準の機内食の他に特別食というのがあります。アレルギーや宗教で食べ物が制限されていたり、ベジタリアンの人などが頼む食事です。無料で変更できます。
アエロフロートにも、もちろんそのような特別機内食(スペシャルミール)があり、出発の36時間前までにWebサイトの予約ページで簡単に注文することができます。
そしてなんと、モスクワ(シェレメチボ空港)発の便では特別機内食として「ロシア料理」が選択できるのです!もちろん無料!
ということでどんなものかと頼んでみることにしました。

特別機内食「ロシア料理」

予約ページをPCで開き、
赤枠で囲んだMEALSのSelect mealsをクリック。
このような画面になるので帰りのSVO-NRTのMEALSをRUSSIANに選べばOK!
さあ一体どんな料理が出るのか!?ボルシチ?ピロシキ?とワクワクしながら帰りの機内へ。
座席についていると、乗務員さんがスペシャルミール頼んだよね?名前確認していい?と聞きに来ます。たぶん宗教とか病気とかの関係で、絶対間違えちゃダメな人がいるのでその確認だと思います。そして他のお客さんより一足先に食事が配られます。このへんはJALも同じ。
そして出てきたのがこれ。
全体が茶色い…。食欲がわかない…。
(※個人の感想です)
蕎麦の実とカツレツ
ロシアで食べる蕎麦の実は美味しいはずなんだけど、これは美味しくないぞ…。カツレツも微妙すぎる…
(※個人の感想です)
茹でた牛タンがたしか4枚。その下にサラダ。
牛タンは味がしない…見た目もリアルに舌でちょっと気持ち悪い…。
(※個人の感想です)
デザートのケーキ
まあ食べれる。美味
しくはないけどまずくはない。
どっちかといえばまずいよりな気がするけど他の料理に比べればマシ。
(※個人の感想です)
周りの普通の機内食を食べてる人を見ると、行きとクオリティが変わらない感じ。
ちくしょう、選択を誤った!
ちなみに一緒に乗ってたおそロシ庵のロシア人のMurasakitonboさんはベジタリアンなので毎回飛行機ではフルーツミールを頼んでいます。基本的にそのまま果物がいろいろと出てくる食事です。
その中に入っていたドライバナナ的なものがこちら。
ベトコンのドライバナナ
ドライと言っても半生みたいな感じでおやつにちょうどいい感じ。
そして帰りも2食出ます。
2食目、朝ごはんのロシア料理はこちら。
I got a bad feeling about this
嫌な予感の正体はこいつだ。
キビのカーシャ(おかゆ)。私はこれ系が苦手で一口でギブアップ。
(※個人の感想です)
ググるとロシア人からは結構評価が高いんだけど、評価の良いブログに載ってる写真の色がぜんぜん違うのが気になる。フォトショップ?
サーモンのブリヌイ(ロシア風クレープ)とサラダ
これは普通においしかった。
あと、左のカップはヨーグルト。パンにつける用のジャムが余ったのでそれ入れて食べた。
これも安心して食べれる美味しさ。

そして帰国後…

以上、アエロフロートの機内食でした。
特別機内食のロシア料理は多分二度と頼むことはないでしょう。
このときの写真をロシア人の友だちに見せたら、「なにこれひどい!アエロフロートはコシェルミール(ユダヤ教の食事)がすごく美味しいよ!」と言っていたので今度はコシェルを頼んでみようと思います。
おまけ
帰り、シェレメチボ空港のウズベク料理のレストランで頼んだこの料理の値段わかりますか?
正解は、約1600ルーブル、日本円でおよそ2560円というものすごいボッタクリ価格でした。多分街で食べる3~4倍の値段設定。
もうシェレメチボでもの食べるのはやめようと思います…。
おしまい。